マクラーレン・オートモーティブが、7月12日(金)より開催が予定されている今年の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、1995年のル・マン24時間レースで優勝を飾った「マクラーレンF1 GTR」を展示すると発表した。
マクラーレンは、ブルース・マクラーレンがチームを設立してから今年でちょうど50周年を迎える。この間、F1をはじめ、さまざまなカテゴリーにレースカーを送り込んできたマクラーレンだが、1995年にヤニック・ダルマス、JJレート、そして日本人ドライバーの関谷正徳氏によってドライブされたF1 GTRがサルテ・サーキットで行われたル・マン24時間レースで優勝。この勝利によりマクラーレンはF1、インディ500、Can-Am、そしてル・マンを制覇した唯一のレーシングチームとなっている。
今年のグッドウッド・フェスティバルには、このほか95年のル・マン優勝を記念して製造されたプロトタイプ車の「F1 LM」や、1997年のル・マンで2位に入った「ロングテール」と呼ばれるF1 GTRなども展示される予定だ。
「F1 GTRロングテール」は、1997年に登場したもので、先代モデルに対し、さらにダウンフォースを強め、ドラッグを削減したボディーワークが施されたもの。97年シーズンを通じてFIA GT選手権で優れた成績を残すとともに、ル・マンでは総合2位の成績を収めている。
このほか、マクラーレンからは最新モデルである「P1」も今年のグッドウッド・フェスティバルにお目見えすることが決定している。