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井原慶子の安全向上案にFIAが迅速対応/WEC

2013年06月18日(火)11:37 am

今週末に行われるル・マン24時間をシリーズに含むWEC(世界耐久選手権)にガルフレーシングから参戦する井原慶子が、WECのプロトタイプマシンの安全性向上を統括団体FIA(国際自動車連盟)に提案。これを受けたFIAが即座に対応し、ル・マン24時間に向けた準備が進むサルテ・サーキットでも実車のコックピットを使いながら井原とFIAが話し合っていることがTopNewsの取材で明らかになった。

井原は今シーズン、レーシングドライバーのほかにも、FIAのドライバー委員会とウーマン・イン・モータースポーツで委員に選出されているほか、日産のゼロエミッションモビリティのアンバサダーにも就任し、精力的に活動を行っている。

現在WECプロトタイプマシンの2014年安全規定を改定中だが、5月末に行われたドライバー委員会の初会合で井原は、安全性向上について多くの意見を提案したという。これを受けたFIA側は即座に動き、先週にサルテ・サーキットで行われたテスト後にも、コックピットのサイズや材質について井原の乗る実車を使いながら協議を重ねてきた。

井原は安全性向上のほかにも、女性ドライバーが乗りやすいマシン作りも目指している。TopNewsの取材に対して井原は、次のようにコメントした。

「安全基準を非常に高い水準へ持っていけるように話し合っています。もう1つは、来年すぐには無理かもしれませんが、近い将来に、女性ドライバーが乗りやすいマシン作りも提案して、この1週間マシンに乗りながらFIAの方と話していました」

「グッドウッドでFIAの一番大きい世界評議会のワールド・スポーツ・カンファレンスがル・マンの翌週にあるので、FIAがこれをまとめて、ここで規定が決まってくると思います」

井原によると、グッドウッドで行われるワールド・スポーツ・カンファレンスにも出席する予定だという。

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