昨シーズン、ロメ・グロジャン(ロータス)を「1周目の狂人」と言い放ったベテランドライバーのマーク・ウェバー(レッドブル)が、今度はギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)を「ミラーの無いペイドライバー」と切り捨てた。
事の発端は、F1カナダGPの決勝で起きた。ウェバーが周回遅れの新人ドライバー、ヴァン・デル・ガルデをヘアピンで追い抜こうとした際、2台が接触したのだ。
怒り心頭のウェバーは、ヴァン・デル・ガルデのドライビング能力に不満をあらわにし、「ヘアピンに入るとき、青旗がたくさん振られていたのに、運転することだけに集中し過ぎたドライバーもいたようだね」と揶揄(やゆ)した。
レース後、チームのプレスリリースを通じてウェバーに謝罪したヴァン・デル・ガルデは、次戦のF1イギリスGP(6月30日決勝)で5グリッド降格のペナルティーを受けることが確定している。