ポイント圏外に終わったF1第7戦カナダGPを受けて、ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、2013年のタイトル獲得は不可能だと話した。
イギリスの名門マクラーレンは、7戦を終えても2013年型車MP4-28の開発が進まず、低迷が続いている。バトンは、トップチームとの差が今や「大量に」開いていると話した。
「こんなに後れを取ってしまっては、今年チャンピオンを獲得することはあり得ないだろう」とバトンはイギリス各紙に話した。
2013年シーズンはまだ12戦を残しているが、ドライバーズランキングのポイントでバトンはすでにトップから100ポイント以上離されている。
マクラーレンのようなビッグチームであれば、今年の開発はあきらめ、エンジン規定が大きく変わりV6ターボエンジンになる2014年型車の開発に重点を移したくなるのではないか。
しかしバトンは、チームが2013年の改良に専心しているという。
「まだレースに勝つことはできる」とバトンは話したが、ホームグランプリとなる次のイギリスGP(6月30日決勝)で表彰台に立つ可能性については否定した。
今年の低迷がいつまで続くのかと聞かれて、バトンはこう答えている。「その答えは誰にも分からないよ。それを考えて答えることに意味はないと思う」