先週末開催された第7戦F1カナダGPで参戦100戦目を迎えたフォース・インディアだが、チーム内でけんか騒ぎがあったとのうわさが流れている。
第6戦F1モナコGPにおいて、予選でチームがとった作戦に怒ったポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、メディアに対して「あまり話さないようにするよ。じゃないと言ってはいけないことをしゃべってしまうかもしれない」とコメントしていた。
だが、その2週間後にモントリオールで行われたカナダGPの予選後に、ついにディ・レスタの不満があふれだしてしまった。
ディ・レスタは、17番グリッドにとどめることになってしまったフォース・インディアの予選への対応について「明らかに受け入れられない」とし、路面がもっとも乾いた状態にあったときに小さなトラブルへの対応のためにピットに立ち往生させられたことを非難した。
その翌日、ジル・ビルヌーブ・サーキットのパドック内に、フォース・インディアのガレージ内で殴り合いがあったとのうわさが駆けめぐった。『Daily Mail(デイリー・メール)』が伝えたところによれば、その当事者はディ・レスタのトレーナーと、チームのメカニックだったようだとされている。
さらに、『Telegraph(テレグラフ)』の記者であるトム・キャリーは、フォース・インディアがこの件に関し、「いざこざがあったことは認めた」ものの、ディ・レスタのチーム批判との関連は否定したと伝えている。
そんなディ・レスタだが、カナダGP決勝では1ストップ作戦をとり7位入賞を果たしている。