ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたF1第7戦カナダGP、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは予選8番手、ポール・ディ・レスタは予選17番手だった。
■エイドリアン・スーティル(フリー走行3回目2番手/予選8番手)
「8番手にはかなり満足だ。厳しい予選セッションだったし、コンディションを見極めるのがとても大変だった。サーキットのある部分はウエットで、ほかのところではドライだった。だから、どれだけ攻めることができるのかを知るのが難しかったよ」
「それにタイヤに熱を入れるのに手こずってしまったから、1周をうまくまとめあげることが簡単ではなかった。一番重要なラップとなったのが赤旗後のものだった。みんながピットレーン出口に列をなしていて、まるで決勝のスタートみたいだったし、Q2突破のチャンスは1度きりだってことは分かっていたよ。幸い、僕にとってはうまくいった」
■ポール・ディ・レスタ(フリー走行3回目7番手/予選17番手)
「17番手からのスタートになったのには不満が残るし、実際何が起こったのか、腰を落ち着けて分析する必要がある。Q1で最初の走行のときにギアチェンジのソフトウエアに何か異常が発生したので、ピットに戻って修復しようとしたんだ。小さな問題だったけれど、それを解決するために貴重な時間を失ってしまったよ」
「その間、サーキットはどんどん速くなっていた。僕が再びコースに戻ったときには、また雨が降り始めていたんだ。それで、路面がいい状態のときに走り損ねてしまった。ああいう状況では、できることはそれほどないからね。でも、昨日はクルマに競争力があっただけに、本当にがっかりだよ」
「でも、前向きに考えるようにするよ。このサーキットでは追い抜きも可能だし、クルマの調子もいいからね。今夜のうちに基本的な計画を立てて、明日は厳しく攻めていくよ」