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フェラーリ、今年こそ好成績を/F1カナダGPプレビューまとめ

2013年06月07日(金)13:25 pm

フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1第7戦カナダGP(6月9日決勝)に向けて意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「一貫した結果を残したいと思っていたんだけど、モナコではそれほどポイントを稼ぐことができなかった。それを取り戻すためには、今後は4レースか5レースで表彰台に上るか、表彰台に非常に近いところまで行かないとならない。どのレースも違うし、それぞれの特徴があるけれど、今週末は天気の状態によって難しくなるだろうね」

「ウエットになれば何が起こるかわからない。モナコの予選でもそうだった。雨が降り出したら混乱してしまったよね。つまり、路面が乾き始めたときにコース上にいなかったり、黄旗にじゃまをされたり、あるいはちょっとしたミスを犯せば、もうそれでおしまいなんだ」

「だから、ここでうまくやるには最大限の集中が求められる。そして、それは次のシルバーストン(イギリスGP/6月30日決勝)やドイツ(7月7日決勝)でもハンガリー(7月28日決勝)でも同じだ。木曜日にはいつも同じことを言うだけさ。ポイントをたくさん稼がなくてはいけない、とね」

「今年はここまで何度か不運に見舞われた。たとえば、僕はマレーシア(第2戦)ではちょっとした接触事故のせいでリタイアするしかなかった。ところが、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデスAMG)とベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)はバルセロナ(第5戦)で接触しながらも、どちらも走り続けることができていた。でも、モナコについては、単純に速さが足りなかったね」

「昨年はシーズンのこの段階で僕たちがタイトル争いをリードしていた。そのときよりも今年は2ポイント多く稼げている。だから、ある意味では昨年より少しだけうまくやれているとも言える。大きく違うのは、ここまでの6レースでセバスチャンが稼いだポイント数だね。これは大きいよ!」

「僕たちは彼の前でレースを終えるように頑張らないとならない。誰でも不運に見舞われることはあるし、どこかの時点では彼にも同じようなことが起こるだろうからね。実際、キミ(ライコネン/ロータス)はモナコではぶつけられるという災難にあったから、いまでは彼との差は5ポイントに縮まったしね」

「(モナコではリタイアだったが)フェリペはすごく才能のあるドライバーだ。もしそうした才能がなければ、8年連続でフェラーリにいることなんてできないよ。それに、彼は献身的だし、チームとともにハードワークもこなしている。それは単に日曜日(決勝)に走るということだけじゃないよ」

「彼は1年を通じて常にファクトリーでエンジニアたちと一生懸命に働いているんだ。今年、彼にはまた競争力が戻ってきたし、本当に強いよ。僕たちはともにチームのために頑張っていて、2つのタイトルを獲得するために戦っているんだ」

「確かに、僕たちはここではあまりいい成績が残せていない。その原因のいくつかは、異常な状況によるものだったけれど、このサーキットは理解するのが少し難しいサーキットなんだ。週末を通じて変化してゆくからね。路面だけではなく、風向きも大きく変わるし、それによってブレーキングポイントに影響が出てくる。加えて、市街地コースのように壁がすぐ近くにあって、ミスが許されないところでもある。でも、今年はうまくやれることを願っているよ」

フェリペ・マッサ

「僕は100パーセント大丈夫だよ。あの2つのクラッシュは、外からはとても似ているように見えただろうけど、原因はまったく違うものだったんだ。最初のはバンプに乗ってロックさせてしまい、そのまままっすぐに進んでガードレールにぶつかってしまった。一方、2度目のはサスペンショントラブルによるものだったんだ」

「首に軽い痛みがあったけれど、2日の間に2つの事故を起こして、どちらも同じ方向からの衝撃を受けたんだから当然のことだ。でもただの筋肉痛だったし、もう痛みもとれた。僕の体調はあの事故の影響を受けていないよ。今週末は僕たちにとって大事なものとなる。僕も、フェルナンド(アロンソ/チームメート)も、そしてチーム全体がうまくやれるだろうし、また表彰台争いをできると思う」

「(カナダで表彰台に立てていない理由は)分からない。特別な理由なんてないよ。昨年は速く走れていたんだけど、スピンを喫してしまった。でも、今回はそうしたことを変えるために100パーセントの力で頑張ろうと思っているよ」

「(カナダで一番の思い出は)多分、2004年にザウバーで4位になったことかな。あのときはいいレースができたよ」

「(フリー走行での実験的タイヤは)明日から2日間は雨が予想されているから、それがどれだけ役にたつかは分からないね。もし晴れたとしても、ここはタイヤの評価をするのが難しいサーキットなんだ。週末が進むにつれてグリップレベルが大きく改善されるからね。だから正確な結果を導きだすのは難しいかもしれない」

「シミュレーターは役に立つよ。でも、シミュレーターはやはりシミュレーターでしかないんだ。実際にサーキットで行われるテストでは、クルマの挙動についてもっとよく理解できるよ」

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