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ピレリ、今季のタイヤ変更について言及

2013年06月07日(金)9:43 am

もし、ピレリがF1イギリスGP(6月30日決勝)で改良型のタイヤを導入すれば、それが今年最後の変更になるだろう、とピレリのモータースポーツ責任者のポール・ヘンベリーが明かした。

今シーズン1レースのピットストップが4回を数える事が何度かあり批判を受けてきたピレリは、今週末のF1カナダGP(6月9日決勝)ではタイヤの設計に抜本的な変更を加える予定だった。

しかし、実際は小さな変更を加えたプロトタイプのタイヤをフリー走行でテストするだけにとどまり、完全移行はその後各チームの合意を得てからとなる。つまりリアタイヤのゴムが剥がれ落ちる問題を解決できるのは、早くて今月末のイギリスGPというわけだ。

ヘンベリーは、この後にF1チームが全会一致で再びタイヤ変更に賛成するとは考えにくいため、タイヤの変更はこの1回きりになるだろうと予想している。

「ハードタイヤに変更を加えて、ピットストップを3回以内に収めるのが理想的だと思う。でも、このような変更は11チーム全部からの合意が必要なんだ」

「どのチームも設計のアプローチが違うから、シーズン中の変更でパフォーマンスを落とすのはごめんだと思っているのだろう」と、ヘンベリーは『PA Sport(PAスポーツ通信)』に語った。

そんな中、ドイツの新聞『Hamburger Morgenpost(ハンブルガー・モルゲンポスト)』は、F1モナコGPで優勝したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のマシンには右リア用のタイヤが左リアに装着されていた事が見て取れる写真を掲載した。

『20min.ch』によると、メルセデスAMGは、写真に偽りはないと認めた上で、ルールでは違法であると規定されておらず、今年ほかのチームでも行われてきた手法だと伝えている。

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