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ライコネン「ストップ・アンド・ゴーのサーキットで、結構楽しい」

2013年06月07日(金)12:59 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されるF1第7戦カナダGP(6月9日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:モナコを終えての気持ちは?

ライコネン:モナコ日曜の結果は良くなかった。誰が見ても明らかだ。もっと悪くなる可能性すらあった。でも、もっとずっと良いものにできる可能性もあったんだ。1ポイントは取れたから、確実に取れた5番手は失ったけれど、少なくとも手ぶらではなかった。でも、大した慰めにはならない。

ライコネン:予選でも決勝でもクルマがいい感触だったのは良かったね。今回も、あの難しいサーキットでクルマをかなり望み通りに仕上げられた。まだ予選では少し速さが足りないときもあるけれど、決勝でのペースは今回も良かった。ただモナコで見たように、遅いクルマの後ろでつまってしまってはそれを発揮できない。モントリオールでクルマの調子がどうなのかは分からない。その答えはすぐに出る。だけど次も、競争力がない理由は何もないよ。

Q:レースの最後は順位を相当取り返しましたね。

ライコネン:まあ、あれはちょっと特別だ。僕は新しいタイヤだったし、そもそもあんな順位にいるはずなかったんだから。でも、最後に少なくとも1ポイント取れたのは良かった。ある意味、かえってくやしいくらいだった。ピットインして前が空(す)いた状態になって初めて、クルマが本当はいかに速いかが分かったんだから。

Q:レース後はかなりくやしかったでしょうね。

ライコネン:ほかのドライバーの行為であんなにたくさんポイントを失って喜ぶ者はいないよ。だけど、あのレースは終わった。モナコはもう記憶のかなただ。カナダに向けてすっかり切り替えているよ。

Q:カナダについてどう思いますか?

ライコネン:あそこで優勝したのは良かったね。だけど敗北も何度か経験している。あのレースは、運試しみたいになったことが何度もある。レースに影響する要素がいろいろとあるせいだろう。天候が何度も変わることがあるし、タイヤやコースがあまり良くなかったり、セーフティカーが何度も出たりする。

ライコネン:時には、赤信号で待っている時にほかのドライバーに追突されることだってある(2008年ピット出口でハミルトンに追突された)。場所については、モントリオールはずっと好きだよ。F1で行く場所のなかでも特にいい街だ。

Q:カナダでいい結果を出すために必要なものは何でしょうか?

ライコネン:いいクルマだ。どのサーキットでもそうだけれど、セットアップを完ぺきにしなきゃならない。中程度のダウンフォース構成でバランスのいいシャシーが必要だ。あそこは激しいブレーキングポイントが多いから、ブレーキにもあまり厳しくしたくない。ストップ・アンド・ゴーのサーキットで、結構楽しいよ。

Q:モントリオールも予選が左右するサーキットなのでしょうか?

ライコネン:予選はどのサーキットでも重要だ。でもモナコほど予選がいい結果を出すのに不可欠というわけじゃない。抜くのは簡単じゃないけれど、追い抜きのできる場所が1、2か所はある。

Q:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)との差が広がったわけですが、チャンピオン争いに対する思いは?

ライコネン:確かにモナコでトップに対して一歩後退したけれど、終わったわけじゃない。まだシーズン前半だし、21ポイント差は追いつけないほどではないよ。特にセバスチャンがどこかで同じようにうまくいかない週末を過ごせばね。一番大事なことは、モナコ以前のレベルを取り戻して、なるべく早く有利な状況にすることだ。

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