マクラーレンのジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1第7戦カナダGP(6月9日決勝)に向けて意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「カナダGPは毎回楽しんでるよ。モントリオールは年間で巡る街の中でもいいところだし、ケベックの人たちは皆とても気分よく迎えてくれる。それにF1にかかわる皆が待ち望んでるレースなんだ。モナコみたいにね」
「でもカナダGPは楽しいくじ引きみたいな物だよ。モナコは低速、高グリップのレースだけど、ジル・ビルヌーブ・サーキットは逆で、高速、低グリップなんだ。これはファンにいいレースを見せられる確実な組み合わせだから、年間でも人気の高いレースなんだと思うよ」
「カナダに来ると思い出すのは2011年のレースのいい思い出だね。最後尾から1位になるなんて、F1では本当に何が起こるか分からないんだってことが証明されたよ。今回は最速のマシンを持ってモントリオール入りする訳ではないけど、引き続き改良は加えているし、またレースで驚かせたくていつも以上にモチベーションは高い。カナダでのいい週末が楽しみだよ」
セルジオ・ペレス
「結果はあまり良くなかったけど、モナコGPは僕にとってはいいレースだったよ。週末を通してペースは良かったし、レースもフェアかつ果敢に戦えたと思う。コース上で戦って、勝って得た順位だから決して棚ぼたじゃない。カナダGP以降にも続けていきたい成果がいくつか得られたよ」
「去年は表彰台にのる事もできたし、チームはマシンにどんどん改良を加えているから、カナダGPが楽しみだよ。まだ本来いるべき位置には上がれていないけど、カナダGPが前進の一歩になることを期待しているんだ」
「少なくとも、僕等はいい週末を過ごせると信じている。カナダGPでは戦う者が報われる。何が起こるか分からないレースだからね。カナダでのレースは僕にとっては特別なんだ。僕の母国メキシコに近い3レースのうちの1つだからね。去年のオースティン(アメリカGP)みたいに、大勢のメキシコ人ファンたちがモントリオールに僕のボーダフォン・マクラーレン・メルセデスで初めてのカナダGPの応援に駆け付けてくれるといいな」