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フォース・インディア、F1カナダGPはチームにとって100戦目/F1カナダGPプレビューまとめ

2013年06月05日(水)9:49 am

フォース・インディアのポール・ディ・レスタとエイドリアン・スーティルが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1第7戦カナダGP(6月9日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:ポール、F1モナコGPは悲喜こもごものレースでしたが、最終的にはみごとな挽回でポイントを取りましたね。

ディ・レスタ:9位に終わったのはやや残念だが、そう思うのも僕らに実力がついてきた証拠かな。もっとポイントを稼ぐ実力はあるのにと思った。予選のトラブルが足を引っ張った形だね。コース上のポジションだけが物をいう、それがモナコだ。でも第1コーナーの飛び込みで何台か抜いたのは気持ちよかったよ。もっと上位で入賞できる可能性はあったが、ポイントフィニッシュの連続記録はつながったのでハッピーだ。

Q:F1カナダGPはチームにとって100戦目にあたります。節目にふさわしいレースをチームにプレゼントできるでしょうか?

ディ・レスタ:今季は、チームのおかげでどんなタイプのサーキットでも力を出せている。今回もきっと同じレベルの戦いができるはずだ。過去のレースから僕らはモントリオールのサーキットと相性がいいので、トップを目指して戦う気持ちでカナダ入りするよ。F1で100戦は目覚ましい記録だ。その間のチームの成長ぶりは、間近で見ていてすごいと感じるよ。株主がチームを支えてくださっているのが大きい。今週末は、決勝が終わって皆さんに喜んでもらえるような結果を残したい。

Q:ジル・ビルヌーブ・サーキットについて説明してください。

ディ・レスタ:エキサイティングなバトルが見られるユニークなサーキットだよ。追い越しのチャンスはあるよ。それと、とにかく狭い。公道コースはいつも、ミスは許されない。直線のスピードが重要だ。ブレーキング時の安定性や縁石をうまくクリアすることも欠かせない。

Q:エイドリアン、F1モナコGPを5位で完走した気持ちをきかせてください。

スーティル:すごく気分がよかった。4戦ほど厳しいレースが続いたので、今度こそやってやろうと思っていたんだ。何度となく惜しいチャンスを逃したが、マシンの手応えはつかんでいたから前向きな姿勢を崩す気はなかった。期待通りに好レースを展開できてうれしかったよ。ただし、決して簡単な週末ではなかった。土曜日は走行時間をフルに使えなかったし、決勝では1周目にフロントウイングを壊してしまった。したがって総合的に考えると5位入賞はよくやったと思う。

Q:ヘアピンで”大胆な”追い越しを見せたあなたを、モナコGP決勝のベストドライバーとするテレビ解説者もいました。

スーティル:1周目からずっと、追い越しを仕掛けるならあのコーナーがチャンスだって思っていた。セーフティカーの先導を終えて再スタート後、マシン同士の差がギュッと縮まったとき、スキを見てインに飛び込んだのさ。それでジェンソン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)を攻略し、次にフェルナンド(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)を仕留めた。追い越しはいつやっても気分がスッキリするものだが、なかでもモナコは特別だよ。タイミングを完ぺきにとらえる必要があるからだ。

Q:ところでF1カナダGPについては? またいいレースができそうですか?

スーティル:シーズン中、断然もっともお気に入りのレースだよ。モントリオールの町が素晴らしい。それにコースが面白いんだ。普通と違うよ。場合によっては長いレースになりそうだ。多くのシナリオが成り立つから、それに応じて作戦の幅も広がる。好きなサーキットではあるけど、不思議と僕はいい結果を出したことがないんだ。何とか今年はその流れを変えたいな。

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