フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、来週のF1カナダGP(決勝6月9日)での反撃を予告した。
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はスペインGPで優勝したが、先週のモナコでは苦戦を強いられ、予選6位、決勝7位と全く奮わなかった。その結果、ランキングで首位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に約30ポイントも離されてしまい、アロンソには大きな痛手となった。
ドメニカリはブラジルの『Agencia Estado(アジェンシア・エスタード)』へ次のように語っている。
「ランキングの勝負という意味合いでは、キミ・ライコネン(ロータス)がポイントを大して取れなかった事は良かった。でもベッテルは2位に入った。まあ、19戦中まだ6戦が終わっただけだから、選手権はまだまだ続くよ」
実は、フェラーリはモナコを得意としていない。2001年のミハエル・シューマッハの勝利以来、名門フェラーリは、モナコでの勝利が途絶えている。
「残念ながら、なにか理由があるんだろう。わからないが、多分相性とかそういった物だろう」
「しかし、レースで速さがなかったのはなぜか見極めなくちゃいけない、フェラーリは苦戦した週末の次には素早く立ち直るチームだからだ」と、ドメニカリは意気込んだ。
アロンソもすでにカナダGPを見据え、カナダではフェラーリが「通常通り」に戻る事を期待している。
「ダウンフォースが低いサーキットだから高ポイントを狙って戦えると信じているよ」とスペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』に語った。