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ライコネンの怒り収まらず、ペレスを痛烈に批判

2013年05月29日(水)10:22 am

F1モナコGPのレース終盤にセルジオ・ペレス(マクラーレン)に追突されてレースを台無しにされたキミ・ライコネン(ロータス)が、レース終了後のチーム発表に加えてさらに痛烈な言葉でペレスを非難している。

トンネル出口でイン側から無理な追い抜きを仕掛けたペレスのクルマがライコネンのクルマの左リアに接触したことでライコネンはピットインを余儀なくされ、一時は最後尾まで順位を落とした。ペレスはその後ブレーキのトラブルからレースをリタイアしたが、猛烈な追い上げで10位入賞を果たしたライコネンの怒りは収まらず、レース直後にペレスを「愚かだ」、「ばかだ」と呼んでいた。

モナコGPで10位まで巻き返して何とか1ポイントをもぎ取ったライコネンだが、モナコGPで2位入賞を果たしたランキング首位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の差が大きく広がってしまったため、ライコネンは「選手権でセバスチャンに対して多くのポイントを失ったよ、こんな風にして差が広がるなんて耐えられない」と話していた。

ペレスと話し合いの場を設けるつもりかとたずねられたライコネンは、「いいや、(話し合いは)意味がないだろう」と答え、話し合う代わりに「誰かが顔面をぶん殴ってやるべきなんじゃないかな」と語っている。

フェラーリのフェルナンド・アロンソもまたモナコGPでペレスとトラブルがあったひとりだ。ペレスを抜いた後に、接触を避けるためにシケインをショートカットしたところ、ペレスを先行させるように指示を受けた。

「これで喜んでいるのはマクラーレンだけだろうね」と、1年だけではあるがマクラーレン所属経験のあるアロンソがレース後に話している。

しかし、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、チームはペレスの働きに満足していると語り、数々のトラブルを「モナコではときどきあること」だと表し、こう続けた。「ペレスのスピリットとチャレンジは素晴らしいね」

「ときには攻めすぎてしまうこともあるが、ペレスはいい追い抜きも見せてくれた。そのことに満足しているし、ペレスは全力でレースに挑んでいるんだよ」

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