元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリは、自身のF1キャリアにまったく悔いはないと打ち明けた。
通算256戦におよんだF1キャリアに別れを告げてから2年、38歳のトゥルーリは2004年にF1唯一の優勝を飾った思い出の地、モナコに姿を見せた。
イタリアの『La Stampa(スタンパ)』紙に、もうグリッドにいないのは残念かと聞かれたトゥルーリは、「全然!」と答えている。
「最近はエンジニアがドライバーにペースを落とせ、タイヤをいたわれ、気をつけろ、と指示している場面ばかり。これが本当のF1だっていうのかい?」
「僕のときなんて“もっと攻めろ、プッシュ、プッシュ!”って叫ばれっぱなしだったものさ。いまのF1にいなくてよかったよ」とトゥルーリは語った。