メルセデスAMGの共同オーナー兼取締役のトト・ヴォルフは、メルセデスがウィリアムズと2014年シーズンのエンジン提供に向けて話し合いを行っているとの報道を認めた。
ウィリアムズは現在、ルノー製エンジンを搭載しているが、来季からエンジンサプライヤーを変更するだろうと見られている。F1モナコGP(5月26日決勝)開催中のパドックでは、その新規契約の交渉が成立したとうわさがあがった。
現在エンジンを提供するマクラーレンが2015年からホンダ製エンジンに切り替えることになり、メルセデスが新規パートナーを探している最中だと認めたヴォルフは、「2015年にエンジンの顧客をひとつ失うことは分かっているので、メルセデスにとって正規のビジネスを手にすることが重要になる。2015年以降は少なくとも3チームにエンジンを提供したい」とモナコで話した。
「よって、わたしたちは数チームと交渉を行っているし、ウィリアムズもそのうちのひとつだ」
「(提供は)2014年シーズンからになるだろうね」
一方のルノーは、ウィリアムズを失うかもしれないものの、レッドブル、トロ・ロッソに加え、ロータスおよびケーターハムとも2014年のエンジン契約を結ぶとみられている。