モンテカルロ市街地コースで行われたF1第6戦モナコGP、ケーターハムのシャルル・ピックは初日20番手、ギド・ヴァン・デル・ガルデは初日22番手だった。
【結果】F1第6戦モナコGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
■シャルル・ピック(フリー走行1回目20番手/フリー走行2回目20番手)
「フリー走行1回目はまずまずだった。インストレーションラップでステアリングが少し軽い感じがしたので、それを調整した。それから、最初の走行でずっと悩まされていたアンダーステアの改善にも取り組んだんだけど、3回目の走行までにはバランスもかなりよくなったよ。その状態が午後のセッションにも続いたし、今日の結果にはかなり満足しているよ」
「スーパーソフトを履いたときにはクリーンなラップをすることができなかったんだけど、オプション(スーパーソフト)でロングランをやったときには、性能低下もあまり起きなかったし、日曜日(決勝/26日)に向けていくつか戦略を練る上では十分な走りができた。クルマの感触も最初から最後までずっと良かったよ」
「先週は空力のテストを行ったんだ。スペイン(第5戦)で新しいパーツに見つかったいくつかの問題を解決するためにね。そしてフリー走行1回目では、その直線コースで行ったテストで学んだことに加えて、さらなる空力の評価も行った。最初の結果はいいものだったし、今夜それをもとにさらに作業ができる。そして、明日(25日の予選)と日曜(決勝/26日)にはさらにパフォーマンスを引き出すことができると思う」
「今日、もうひとつ本当によかったのは、素早く両方のコンパウンドに合うバランスを見つけることができたことだ。だから、両方のセッションで、できる限りのものを得ることができた。それに、何の問題も発生しなかったことはよかった。スペインではフリー走行1回目も2回目も小さな問題がたくさん発生していたことを考えればなおさらね。だから、土曜日(予選)も日曜日(決勝)も、これまでよりももっといい位置に行けるよ」
■ギド・ヴァン・デル・ガルデ(フリー走行1回目19番手/フリー走行2回目22番手)
「もちろん、F1カーでのモナコ1日目を楽しんだよ。そして、今日はいくつかのいい進展が見られたと思う。フリー走行1回目では、想像していた通りコース上のグリップレベルが低かった。でもその後だいぶ良くなったし、セッションの終わりごろには1周すべてで攻めることができるようになっていた」
「フロントがロックする問題を抱えて、残念ながら3回目の走行のときにフロントウイングにダメージを与えてしまった。でもそれ以外は問題なかったよ。セッションを通じて加速力も改善したし、最初の何周かで抱えていたオーバーステアの問題も改善し始めていた」
「フリー走行2回目では、セットアップをいくつか変えて、パーツも交換したら、すぐにクルマの感触がよくなった。そして路面温度が上がっていたことで、タイヤもすぐに機能したから、最初の走行はよかったよ」
「スーパーソフトに履き替えて、ほかのクルマとの距離があくのを待っていた。そしたら計測ラップをしているときに、ロメ(グロジャン/ロータス)がクラッシュしてバリアが損傷したために赤旗が振られてしまったんだ。あれはタイミングが悪かったよ。間違いなく今日一番速いタイムが刻めていたし、1分17秒台の中間くらいのタイムが出せて、今日の僕たちの本当のペースが示せると思っていたからね」
「でも、フリー走行1回目と2回目は最速タイムを出すことがすべてではないよ。今日僕たちが何をやれたかが重要なんだ。それは、プログラムを完遂できたこと、どうやってタイヤをいたわるか理解を始められたこと、そしてサーキットの現場にいるみんなやファクトリーで後方支援してくれるみんなのためにできる限りたくさんのデータを集められたということさ」
「土曜日(予選/25日)には、僕たちがここで何をできるか示せると確信しているし、タイヤ戦略はとても興味深いものになると思うよ!」