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F1第6戦モナコGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年05月23日(木)19:02 pm

2013年F1第6戦モナコGPが5月23日(木)、モンテカルロ市街地コース(1周/3.340km)で開幕。現地時間10時(日本時間17時)からフリー走行1回目が行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がトップになった。

【結果】F1第6戦モナコGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温23℃。路面温度は31℃。今回のレースではもっとも軟らかいスーパーソフトタイヤ(赤)と、一段階硬いソフトタイヤ(黄)が持ち込まれた。抜きどころのないサーキットだけに、各チームともに予選でできるだけ上位につけ、1ストップで乗り切るという作戦を立ててくることが予想される。

だが、昨年よりもさらに性能低下が激しくなったと言われるピレリタイヤだけに、予選順位とともに、決勝でどういったタイヤ戦略を展開するかが重要なカギとなることは間違いない。レース戦略の見極めをする上でも、今日のフリー走行は重要な意味を持ってくる。

今季はほとんどのサーキットで2か所のDRSゾーンが設けられているが、ここモナコではホームストレートの1か所のみ。検知ポイントは、ターン16と17の間に設けられる。

セッション開始と同時に、まずはザウバー勢2台を先頭に各車がコースに入ってゆく。インストレーションラップを終えた各マシンは、このサーキットでのベースラインとなるセッティングを行うため、しばらくの間コース上に出てくるクルマは見られない。

開始35分が過ぎたところで、エステバン・グティエレス(ザウバー)がこの日初めての計測ラップを行い、それにダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が続いてゆく。まずは、各チームともソフトタイヤでのロングランプログラムを実行中だ。

セッションも中間点に差し掛かろうというあたりで、少しずつ上位チーム勢もコースに入ってくる。まずはフェリペ・マッサ(フェラーリ)が最初のラップで1分18秒818をマーク。次のラップでは17秒685までタイムを削ってみせた。

残り42分。ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分17秒005でトップに。すぐにフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がそれを塗り替える1分16秒842を記録するが、ロズベルグも譲らず、すぐさま1分16秒195までタイムを縮める。僚友のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も3番手タイムを出してきた。

残り35分。今季ここまで苦戦が続く名門ウィリアムズのパストール・マルドナードが4番手に顔を出してきた。ロータスのロメ・グロジャンがシケイン手前でタイヤをロックさせ、白煙を上げている。だが、そのまま周回を重ねたグロジャンは1分16秒437で3番手に順位を上げる。

しばらく、またコース上のクルマの数が少ない時間が続いたが、残り15分を切ったところでマッサが3番手タイムを刻む。残り10分に近づいた時点でまたコース上での動きが活発化し始めてきた。

残り5分。トロ・ロッソ勢以外の20台がコース上で周回を重ねている。そんな中、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がターン1でクルマを大きくスピンさせ、コース上でストップ。そのままピットへ戻ったスーティルだが、リアウイングがバリアを軽くこすったものの、クルマに大きなダメージはないようだ。

残り1分を切ったところでグロジャンが1分16秒380を記録し、再び3番手に上昇。その後大きな順位変動はなく、セッション終了時刻を迎えた。

フリー走行1回目のトップ10は、トップに1分16秒195をマークしたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、2番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手ロメ・グロジャン(ロータス)、4番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、6番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、7番手マーク・ウェバー(レッドブル)、8番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、9番手セルジオ・ペレス(マクラーレン)、10番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)という顔ぶれだった。このあと11番手に現在ポイントランキング2番手のキミ・ライコネン(ロータス)がつけている。

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