ケーターハム、運が良ければトップ10に迫れる／F1モナコGPプレビューまとめ
ケーターハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、モンテカルロ市街地コースで行われる第6戦F1モナコGP（5月26日決勝）に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「F1モナコGPは素晴らしいレースで、僕自身にとってもフォーミュラ・ルノー3.5とGP2で優勝経験のあるコースなんだ。（カレンダーに）2つある市街地レースのひとつだし、たくさんの歴史を刻んできた場所だ。どのドライバーにとっても、ファンにとっても、1年で最高のレースに数えられると思うよ。週末を通してひとつのミスも許されないから、簡単なレースにはならないだろうけど、それこそがみんなモナコを愛している理由だし、モナコが特別な理由なんだ」
「クルマに関しては、ここはほかのどのコースとも違うから、メカニカルグリップを生かすために（いつもとは）違うセットアップで走ることになる。コースに出るのはいつだって楽しいものだけれど、ドライバーにとっては忙しいよ。フランスからすぐのところに位置しているからたくさんのフランス人ファンが来てくれるね。彼らにとっても、観に来たファンの誰にとっても楽しいものになるはずさ。今はフランスでレースが行われていないから、このスポーツを心から愛してくれるフランス人ファンにとってはモナコが一番近い場所で観られるF1レースなんだ」
「モナコがシンガポールと同様にキツイのは事実だよ。いい位置でゴールするチャンスもあるけれど、これだけコースが狭いとコントロール不能な何かが起きてもおかしくないからクルマを仕上げることに集中しないといけないし、予選では100パーセントの力を出してレースに臨むんだ。タイヤ選択と戦略面で正しい方向に確実に進まなくてはならないし、そうしたらあとは結果を待つのみさ。ここ数戦でどんどんいい状態になってきているから、この勢いをモナコでも続けることが目標だね」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「モナコは僕のお気に入りのレースのひとつなんだ。僕にとって、このコースは特別なんだよ、この数年間、レースをするたびに必ず表彰台に立ってきた素晴らしい思い出のある場所さ。シーズン中で類を見ないほど近くに、ゲストやファンがあちらこちらにいて、多忙な週末になるけど、クルマに乗ってしまえばいい流れに乗ることだけが大事なんだ、そうしないとタイムも落ちるしミスをする可能性も高くなる」
「クルマに慣れるには数周必要だし、もちろん僕にとってもF1でここを走るのは新しい経験なのだけど、あの流れはすぐに取り戻せるだろうし、僕には素晴らしいチームがついているからきっとすべてうまくいくはずさ」
「モナコは僕たちのような小規模チームにとって特別なことができる場所でもあるんだ。ほかのどのサーキットよりも1周が短いから、誰もが最大のダウンフォースで走るのだけど、つまり最高速は重要じゃないってことだよね。必要なのはコーナーの出口で攻められる加速力で、ぼくたちがスペインに持ち込んだパッケージがさまにそうなんだ。だから、スペインからさらに進歩して僕たちの可能性をもう少し見せたいね。ちょっと運が良ければ、上位10台に迫ることができるはずさ」
「僕たちのクルマがモナコに合うかどうかはわからない。去年は、チームはいい結果を出しているから期待できるよね。ここで流れに乗るためにはドライバーが重要だと思うから、僕たちにどこまでできるが楽しみにしているよ」
