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ライコネン、高まるレッドブル移籍説

2013年05月12日(日)18:26 pm

2013年シーズン開幕から約2ヶ月だが、すでに2014年シーズンのドライバー移籍が注目を集めている。ヨーロッパラウンド初戦のF1スペインGPのパドックで話題の主役になったのは、キミ・ライコネン(ロータス)だ。

2007年F1ワールドチャンピオンのライコネンにとって、今はキャリアの分岐点といえるだろう。

2009年末にフェラーリと契約を解除して2年間ラリーに参戦し、2012年シーズンにロータスからF1に復帰したライコネンが復帰当初に結んだ契約は2013年末に切れるため、その動向が注目を集めている。中でも、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの不仲からF1引退がささやかれるマーク・ウェバーに代わってレッドブル入りするといううわさは、すでに両者が合意済みという段階まで来ている。

ライコネンのレッドブル加入のうわさについてジェンソン・バトン(マクラーレン)はこう話す。「フェラーリでの最後の1年は、気持ちが入っていなかったのか、それとも単に満足できていなかったのか、僕にはわからない」

「だけど、今のキミはワールドチャンピオンにふさわしいドライバーだよ」

ライコネンにとってロータスはF1復帰に際して最良の選択肢だったのは事実であり、開幕戦優勝で2013年シーズンを幸先よく始めたライコネンは、2013年チャンピオンのダークホースとまで言われている。しかし、かつて所属したマクラーレンやフェラーリのようなトップチームへの移籍は必然だろう。

来季の所属先、特にレッドブルについて繰り返し質問を投げかける報道陣に対して、ライコネンは「ずっと同じ質問をしてくるよね。でも、何も話すことはないよ」と語った。

テクニカルディレクターのジェームス・アリソンが抜けたロータスにとって、ライコネンはなんとしても手元に置いておきたい人材。チーム代表のエリック・ブーリエはドイツの『DPA通信』にこう話している。

「私たちがキミに勝てるクルマを与えることができれば、(所属チームを)変える必要はないはずだ」

ロータスはライコネン残留を強く希望しているが、移籍先としてうわさされているレッドブルも「アイスマン」ライコネンとベッテルのペアを検討している。

ライコネンとベッテルは親しい友人同士だが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはベッテルがドライバーの最終決定権を持っているわけではないと話す。

「これはいい、これはだめ、などというのはベッテルらしくない」

「ベッテルはスポーツマンだし、自分の利益のためにチームにプレッシャーをかけるようなまねはしないよ」

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