ホンダのF1エンジン供給先として、マクラーレン以外にも2チームの名前が浮上してきた。
ホンダは、以前からマクラーレンへのエンジン供給という形でF1へ復帰するのではないかとうわさされている。また、マクラーレンが現在エンジン供給を受けるメルセデスとの供給契約を延長しなかったことから、2015年からホンダがマクラーレンへのエンジン供給を始めることが濃厚になったと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えた。
報道によると、ホンダはマクラーレンへF1エンジンを無償供給するという。しかし、開発費を補うため、1チームか2チームといわゆる「カスタマー契約」を結ぶとみられる。すでにザウバーとロータスがホンダとの契約に興味を示しているという。
ロータスは、ルノーと2014年以降も契約があるが、ルノーエンジンは高額だと見られており、ホンダへ変更する可能性もある。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の推定では、ルノーエンジンの値段は1シーズン2,000万~2,300万ユーロ(約26億~30億円)、メルセデスエンジンは1,700~1,900万ユーロ(約22億~25億円)。フェラーリが最も安く、1,500~1,700万ユーロ(約20億~22億円)とみられている。
ホンダの伊東孝紳社長は、「F1に関しては一生懸命勉強中」と2月のモータースポーツ発表会で話していた。