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F1第5戦スペインGPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年05月10日(金)23:03 pm

2013年F1第5戦バーレーンGPが5月10日(金)、カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)からフリー走行2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1第5戦スペインGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温20℃。路面温度は34℃。午前中のフリー走行1回目は雨に見舞われたが、午後のセッションは完全なドライコンディションとなった。セッション開始と同時にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、今回特別に追加支給されたプロトタイプのハードタイヤを装着してコースインしてゆく。

ウエットコンディションだった午前中のセッションとは違い、このフリー走行2回目では序盤から多くのクルマがコースインし、周回を重ねてゆく。開始10分となった時点では通常のハードタイヤを装着したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が1分23秒900でトップ。チームメートのニコ・ロズベルグがそれに続いている。

開始20分過ぎに、マーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテルのレッドブル勢が順位表のトップと2番手に上がってきた。2人ともにタイヤは通常のハードタイヤを装着している。このころからザウバー勢やケーターハム勢、さらにメルセデスAMGのロズベルグなどが白いロゴマークがプリントされたソフト側のミディアムタイヤでの走行を始めている。

開始30分に差し掛かろうとするところで、ハードタイヤを装着したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分23秒030をマークしてトップに立つ。チームメートのフェリペ・マッサもウェバーに次ぐ3番手に上がってきた。

開始35分。ウェバーがミディアムタイヤを装着してコースイン。タイムを1分22秒891まで伸ばし、トップに立つ。開始40分の時点で、ベッテルもミディアムでコースへと出てゆく。ベッテルは最初のアタックで1分22秒808を記録。ウェバーをかわしてトップに上がる。

セッション中間点となる開始45分。ミディアムタイヤで1分22秒825を出したアロンソがベッテルに次ぐ2番手に順位を上げてきた。以下3番手にウェバー、4番手にマッサ、5番手にハミルトンがこの時点でのトップ5を形成している。

残り40分。ミディアムタイヤを装着したキミ・ライコネン(ロータス)が4番手に順位を上げてきた。トップのベッテルとのタイム差は約コンマ2秒だ。一方、開幕以来不振が続くマクラーレン勢だが、この時点でジェンソン・バトンが11番手、セルジオ・ペレスが12番手と、やはりここでも今一つ元気がない。

残り30分。どうやら多くのチームがロングラン(レースを想定して一度に多くの周回を行うこと)を行っており、順位表にはあまり大きな変化は見られない。どのクルマもたんたんと周回を重ねているが、やはりミディアムタイヤも10周程度走行を続けると、表面がささくれだつグレイニングという症状が出てくるようだ。

残り20分。ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がピットレーン出口近くでクルマをコース脇に止めてしまう。どうやら最終コーナーを立ち上がったところで左リヤのミディアムタイヤが破損してしまったようだ。コース上にはタイヤの破片が散乱している。前戦のバーレーンGPでフェラーリのマッサも同様のトラブルを抱えていたが、ひとつ間違えれば大事故にもつながりかねないだけに心配な事象だ。

セッション終盤は、どのチームもそれぞれのタイヤコンパウンドでのロングランを中心にプログラムを展開しており、そのまま大きな順位変動のないままセッションが終了。

フリー走行2回目のトップ10は、1分22秒808のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を先頭に、2番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手キミ・ライコネン(ロータス)、5番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、6番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、7番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、10番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)だった。

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