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F1デビュー当時より「ずっと大人になった」とハミルトン

2013年05月08日(水)12:11 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1で7年目となる今なら、どんなチームメートともうまくやれると話した。

チームメート同士の関係をめぐっては、第2戦マレーシアGPで、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがチームの指示を無視してチームメートのマーク・ウェバーを抜いて優勝し、2人の関係が悪化していることが話題だ。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、これについて「ボス猿」が2人いるとそうなるだけ、と話している。

ハミルトン自身、マクラーレンからF1にデビューした2007年に、当時チームメートだったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とチームを二分するほどの激しい対立を経験している。この対立によって結局2人ともタイトル獲得を逃し、アロンソは翌年ルノーに移籍した。

しかし今回、『Daily Mail(デイリー・メール)』のインタビューでハミルトンは、アロンソとの関係についてこう語った。「今は僕も年をとった。違った関係を作れる自信がある」

「それでも緊張の走る瞬間はあるだろうね。それは、僕たちが2人とも速いからだ。だからすごく接戦になるだろうけれど、僕たちはずっと大人になったよ」

「今は自分もチームメートとの関係を作るのがずっとうまくなっていると思う。ドライバーによるよ」

「セバスチャンとフェルナンド・アロンソを並べたら、チームはすぐに問題にぶつかるだろうね。とにかく相性が…」ハミルトンはこう言うと口笛を吹いて、2人の相性は最悪だという考えを示唆した。

「自分なら、セバスチャンとだって走れると思うくらいだよ」ハミルトンは冗談半分に続けている。「ただ僕は、エンジン回転を落としたりしないけどね」とハミルトンは、マレーシアGP後にウェバーがチームの指示でエンジン回転を落としたと話したことを引き合いにした。

今年、長年在籍したマクラーレンを離れてメルセデスAMGに移籍したハミルトンだが、当時は名門チームを離れることへの批判もあった。しかしハミルトンは、批判にも対処できるようになったと語っている。

3回F1チャンピオンを獲得したジャッキー・スチュワートは、この数ヶ月の間に、最初はハミルトンの移籍を批判し、その後2013年のタイトル獲得最有力と話している。

「自分は間違いなく神経がずぶとくなったと思うよ」とハミルトンは話した。

「始めたころは、傷つきやすいものなんだ。今はもっと安定しているよ。精神的に強くなったからだ。だからジャッキー・スチュワートが僕のことを話しても、笑い飛ばすだけさ」

「おせっかいな人もいるよね。それとも、ほかにすることがないのかな。自分の考えを持つ権利があるけれど、ジャッキーはいろいろと言うよね」

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