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F1に「すごく近づいている」とダ・コスタ

2013年05月07日(火)7:59 am

レッドブルのドライバー育成プログラムの一員であるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、F1にステップアップする用意はできていると話した。

レッドブルに関しては、1年契約を結んでいるマーク・ウェバーがチームを去るのではないか、その後任候補は、姉妹チームであるトロ・ロッソのダニエル・リチャルドではないかとうわさされている。

そうなれば、トロ・ロッソのシートが1つ空くことになり、そこへステップアップする最有力候補と見られているのが、21歳のポルトガル人ドライバー、ダ・コスタだ。

ダ・コスタは現在フォーミュラ・ルノー3.5シリーズで上位につけており、すでにレッドブルのF1プログラムにも昇格を果たしている。F1第3戦中国GPで、リザーブドライバーのセバスチャン・ブエミが世界耐久選手権(WEC)に出走するため、その代役としてレッドブルのリザーブドライバーを務めていた。

またダ・コスタは、アメリカでのWECと日程が重なるF1シンガポールGP(9月22日決勝)でも、レッドブルとトロ・ロッソのリザーブドライバーを務める可能性が高い。

「このやり方には、すごく満足だ」とダ・コスタはポルトガルの『APA通信』に語っている。

「今年は重要だよ。今、F1にすごく近づいているし、目標は明らかに、来年F1に上がることだ」

「そのために、(フォーミュラ・ルノー)ワールドシリーズでチャンピオンになりたい。タイミングは完ぺきだし、準備はもうすっかりできているつもりだ」

しかしダ・コスタは、ポイントでは3人のドライバーに後れを取っている。その中には、マクラーレンのリザーブドライバーであるケビン・マグヌッセンと、ケーターハムのシャルル・ピックの弟、アルチュール・ピックがいる。

レッドブルの育成プログラムが常にそうだったように、ダ・コスタにもプレッシャーがのしかかっているのだ。

「(育成ドライバーが)1シーズンダメだったら、われわれは協力をやめる」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが警告している。

ダ・コスタはこう話している。「1日目からずっとプレッシャーに対処しなきゃならなかった。おかげで速くなったよ」

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