NEXT...F1開催スケジュール

予選の重要性は「大きく低下している」とウェバー

2013年05月07日(火)10:04 am

予選は以前ほど重要ではなくなっている、とマーク・ウェバー(レッドブル)が語った。

ウェバーのコメントをドイツのウェブサイト『T-Online』が伝えている。「以前は、予選がほとんどすべてだった。75%から80%を占めていた」

「今はそれから大きく減っている」とウェバーは話している。

性能劣化が激しくレースを左右し過ぎているとして、ピレリタイヤへの不満が出ているが、今年最も強く批判しているのがウェバーだ。

ウェバーは、土曜の予選で決まるスタート位置よりも、決勝の戦略とタイヤマネジメントのほうが重要だと見ている。

「今でも土曜日には、いいポジションを確保しようとちょっとした頭脳戦がある」とウェバーは語るも、次のように続けている。「でも、もう以前ほど重要ではないよ」

一方、ロータスのキミ・ライコネンは少し違う考えだ。ライコネンは、開幕戦F1オーストラリアGPで7番手グリッドからスタートして優勝し、第4戦F1バーレーンGPでも8番手グリッドから2位になった。

「(グリッドが)前にいくほど、タイヤを使わずに済むし、(1周目の)事故も避けられる」とライコネンはスタート位置も重要だと話している。

それより注目されているのが、現在の週末3日間のF1のあり方が、ピレリタイヤの影響でどう変わるかという点だ。フリー走行を活性化するために、金曜日にのみ、硬めのタイヤが余分に1セット供給される可能性もあると報道されている。

また、現在F1の予選では3段階の「ノックアウト方式」が取られているが、決勝を見据えた戦略としてタイヤを温存するチームが出てきており、うまく機能しなくなっていると指摘する声もある。

「まだ時期が早い」とピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは語っている。「1シーズン通してどうなるかを見てみようじゃないか」

「これは、考え方の相違からくる駆け引きだ。最終的には、われわれはこのスポーツが求めることをする。もちろん、予選が機能していないとみんなが感じるのなら、みんなで解決方法を探すことになるはずだ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック