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タフな500kmレース、カルダレッリ最後尾スタートから6位入賞、 クートは11位でフィニッシュ/SUPER GT

2013年05月02日(木)12:10 pm

2013 AUTOBACS SUPER GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」はゴールデンウィークの4月28-29日、富士スピードウェイを舞台に繰り広げられた。(入場者数:予選日31,600人、決勝日48,500人)

4月28日(日)
富士スピードウェイは朝から好天に恵まれた。9時00分から2時間にわたって行われた公式練習はGT500クラス15台、GT300クラスは26台が走行。ここで各チームは午後の公式予選、さらに明日の決勝を見据えての様々なメニューを消化した。

LEXUS TEAM KeePer TOM‘Sのアンドレア・カルダレッリ/伊藤大輔組のベストタイムは1分32秒497(5番手)、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHのアンドレ・クート/荒聖治組は1分32秒859(12番手)を記録してセッションを終えた。

清々しい陽気の中、14時15分にGT500クラスのみで行われる公式予選Q1がスタートした。
LEXUS TEAM WedsSport BANDOHはアンドレ・クートにQ1を託し、上位8台によって行われるQ2への進出を目指した。15分間のセッションでアンドレは渾身の走りでタイムを更新して行くもののベストタイムは1分32秒607。12番手でQ1を終え、Q2への進出を逃した。

一方、KeePer TOM‘S SC430を操るアンドレア・カルダレッリはタイヤを暖め、いよいよこれからアタック開始!という3ラップ目で、何とマシンからは白煙が・・・。そして、アンドレアは最終コーナーイン側にマシンを止めた。この処理のため、赤旗が提示されてセッションは中断。レギュレーションにより赤旗の原因と特定された車両は以後のセッションに参加できず、タイムも抹消されることがレギュレーションに規定されているため、KeePer TOM‘S SC430はGT500クラスのグリッド最後尾からのスタートを強いられることになった。

アンドレ・クート
「今朝の公式練習で、特にハイスピードコーナーでリアの安定感があり、決勝に向けては良い方向でセッティングを進めることができました。ただ予選ではそのパフォーマンスを生かしきれず、12番手に甘んじました。明日は上位を狙って頑張ります」

アンドレア・カルダレッリ
「今朝の走行では、ニュータイヤは使わずロングランを行い、マシンがとても良いことを確認できました。Q1にはポールも狙える、という自信を持って臨めたのですが、マシントラブルが出でしまいました。残念です。明日は最後尾スタートですが、500kmのロングレース。僕たちの後方からの追い上げを見ていてください!」

4月29日(月)
祝日の富士スピードウェイ上空には朝から晴天が広がり、気温15℃(路面温度23℃)のコンディションのもと、朝のフリー走行(8時30分~9時00分)が行われた。アンドレ・クートとアンドレア・カルダレッリは、各々LEXUS SC430をウォームアップ。午後の決勝レースに向けてマシン、タイヤの最終確認を行った。

スタート予定時刻は14時00分、気温:18℃/路面温度29℃。GRMドライバーは二人ともチームメイトにスタートを任せ、110周に及ぶロングレースが開始された。

不運にも最後尾スタートとなったLEXUS TEAM KeePer TOM’Sの伊藤大輔は、ローリングスタートからオープニングラップで13番手に浮上!序盤から激しいバトルが展開される中、巧みなドライビングでぐんぐんポジションを上げ、なんと12周目には7番手を走行。そして20周目には23号車のリタイヤにより6位、さらに25周目には早めのピットインを行ったマシンがあったため5位へと浮上した。その後36周を走り終えたところで伊藤はピットイン。ステアリングを託されたアンドレア・カルダレッリは元気にコースへ飛び出して行った。この時点でトップから5位までをすべてLEXUS勢が占め、際だった速さを見せつけている。

レース中盤はややレース展開も落ち着き、アンドレアは5番手を守って周回を重ねる。そして73周を終えたところで再びピットイン。KeePer TOM‘S SC430には伊藤大輔が乗り込み、チェッカーを目指してコースへ戻った。しかし僅かなピットタイム差でNISSAN GT-R 12号車の先行を許し、6番手となった伊藤。そこからじわじわと追い上げ97周からは2台はテールtoノーズの争いとなった。果敢に攻める伊藤だったが、追い抜くには至らず、結局6位でフィニッシュした(5ポイント獲得)。

一方、グリッド6列目からスタートしたLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの荒聖治は、12番手に就けてレース序盤を走行する。その後、一時13番手に後退するが、26周目に10番手へと順位を上げる。そしてピットインを遅らせた荒は41周を終えたところでルーティンストップ。アンドレ・クートがWedsSport ADVAN SC430のステアリングを引き継いでコースへ。その後クートは51周目にNISSAN GT-R 24号車をパスして11位に上がり、そのポジションで粘りの走りを続ける。そして81周を終えたところでピットイン。再び荒聖治が乗り込み、最後のスティントをコンスタントに走行。110周のレースを11位で終えた。

アンドレア・カルダレッリ
「昨日の感触から今日のレースではトップ5フィニッシュが見えていましたが、思ったほど気温が上がらずタイヤのグリップに欠き、6位に終わりました。それでも15位からスタートして6位に入り、ポイントゲットできたことには満足しています。それに同じチームの36号車が優勝してLEXUSの強さを証明できたので、今日のレースは良かったと思います。次の6月のセパン戦は僕たちが必ず優勝を飾れるよう、チームの皆と頑張ります!」

アンドレ・クート
「前戦の岡山よりマシンは改善され、バランスも良くなってきました。チーム全員がベストを尽くしましたが、ポイント圏内には及ばず残念です。でも次戦に向けて前向きな気持ちで良いクルマと良いタイヤ作りに向かって行きます!これからもLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの応援を宜しくお願いします」

第3戦は6月15~16日、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で開催される。

(グローバル・レーシング・マネジメント・プレスリリース)

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