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2013年F1、過激バトルの是非やいかに

2013年05月02日(木)10:25 am

F1では毎戦、異なる元F1ドライバーがFIA(国際自動車連盟)の指名を受けて、レース競技委員となる。今年、コース上の激しいバトルに寛容な委員たちの姿勢が報じられる中、ミカ・サロは自国フィンランドのTV局『MTV3』で、これを認めた。

先日報じられた通り、この冬、秘密裏に開かれた会合で、レースでの見どころを増しより面白くするために、競技委員会はペナルティーを減らすことになった。

F1第4戦バーレーンGPで委員を務めたサロは次のように語っている。「バーレーンでは、かなりの好バトルが展開された」

「こうした激しいレースを後押し、罰するべきではないね」

「ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、セルジオ・ペレス(マクラーレン)に当てられて怒っていた。それも当然だろう。お互いのレースを台無しにしそうだったからね」

「確かにペレスの運転は攻撃的だったが、レースとしては良かったよ」

また、追い越しを助けるリアウイングのDRS(空気抵抗抑制システム)が開きっぱなしとなるトラブルに見舞われたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も、ペナルティーを免れたひとりだ。

従来なら、DRSの誤作動は罰則が適用されるケース。ところがサロは「あれはパーツの故障だ。調査は無用さ」とコメントした。

「調べるよう頼まれなかったし、他チームも無言を貫いていた。実際、アロンソは大きな優勝のチャンスがありながら、トラブルで優勝争いから脱落したわけだからね」

また、同郷の後輩キミ・ライコネン(ロータス)についても言及したサロ。すぐに性能が低下するピレリタイヤの特性をうまくつかんで選手権の好位置につけているライコネンを、サロはこう語っている。

「キミは、ほかのドライバーよりピットストップが1回少なかった。しかし、ロータス以外のチームが静観しているわけはない。いずれタイヤを使いこなす術を身につけるだろう」

「ロータスの優位がいつまでも続くとは思わないよ」

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