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ザウバー移籍を後悔していないとヒュルケンベルグ

2013年04月30日(火)10:20 am

ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が、ザウバーが今季ここまでのところ、空力面で苦戦を強いられていることを認めた。

昨シーズンのザウバーは強さを発揮し、コンストラクターズランキングではザウバーがフォース・インディアよりも上位となっていた。そのフォース・インディアから今季ザウバーへと移籍してきたヒュルケンベルグだが、今季ここまでのところは、フォース・インディアのほうが好調ぶりを発揮しており、第4戦を終えた段階でのチーム獲得ポイントはフォース・インディアの26ポイントに対してザウバーはわずか5ポイントと、大きな差がついている。

このため、ヒュルケンベルグがフォース・インディアからザウバーへと移籍したことを後悔しているのではないかと考える者もでてきている。

だが、ヒュルケンベルグはスイスのウェブサイト『20 Minuten』に対し、次のように語った。

「いや、まだたったの4レースだよ」

「もちろん、チームは満足していないし、僕もそうだ。でも、シーズンは長いし、まだあきらめるわけにはいかないよ」

「クルマにはまだ可能性があるんだ。正しく機能するパーツを得られれば、シーズンの形勢も逆転できるはずさ」

さらにヒュルケンベルグは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対して、昨シーズン3年連続でF1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と同い年ではあるものの、今の状況にイライラするようなことはない、と次のように述べた。

「忍耐強くならなければいけないときもあるんだ。自分に運がめぐってくるときを待つしかないドライバーはほかにもたくさんいるよ」

「僕は、今自分が置かれている場所に満足しているよ」

また、ヒュルケンベルグは、ザウバーの今季型車C32の一番大きな問題は空力だと指摘し、次のように語った。

「エンジニアたちが想定したとおりの気流になっていないんだ」

状況を悪化させた要因のひとつに、ピレリが用意した60パーセントスケールの風洞テスト用タイヤがあるという見方がされてきている。これに関して、ヒュルケンベルグは次のように続けた。

「いくつかのチームは(風洞テスト用)タイヤがレースのときとまったく同じでないことで問題を抱えているかもしれない。だから食い違いがあったのかもしれないね」

一方、明るい面としては、ヒュルケンベルグはここまでのところ、苦戦が続く新人チームメートのエステバン・グティエレスに対してはまったく付け入る隙を与えていない。

「現時点では、予選では4勝0敗だ。このことは自分でも意識しているところだよ」

「でも、エステバンは新人だし、2010年に僕がそうだったように、彼にとってはすべてが初めてのことなんだ」

「彼はしばしば1周での速さを見せることもある。まだ経験を積んでいる最中だし、これからもっとうまくなるよ」

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