ドイツの『Bild(ビルト)』紙が、ロバート・クビサが、メルセデスAMGの高度なシミュレーターで極秘のうちにF1ドライバーテストを受けていると報じた。
クビサは、冬の間にメルセデスのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)用レーシングカーでテストを受けていたが、最終的にはシトロエンと契約し、2014年には同チームから世界ラリー選手権(WRC)のプロダクションカーカップ・シリーズへ参戦し、2年前の大事故から再び最高峰の舞台への復帰を目指し続けることが決まっている。
しかし、かつてBMWザウバーとルノーで2010年シーズンまでF1で活躍していたクビサは、まだ大けがを負った右手が回復していないものの、目標は再びF1の舞台に戻ることだと語っている。
『Bild(ビルト)』は、2008年のF1カナダGPの勝者であるクビサが、メルセデスAMGのF1ドライバー・シミュレーターで、「何週かにわたって」テストを行ったと伝えた。
記者のフランク・シュナイダーは、メルセデスAMGのライバルF1チームの関係者が「ロンドンの空港でクビサを見かけた」と書き、次のように続けている。
「彼(クビサ)が向かったのは、ブラックリーのメルセデスAMG本部だった。メルセデス関係者はこの件に関してのコメントを避けている」