ロメ・グロジャン(ロータス)は、2013年開幕からペースが上がらない理由を「感情的に困難な状況」と判断したアラン・プロストの意見を真っ向から否定している。
「今年はプロストと1度も会ってないよ」
「プロストの功績は尊敬しているけど、外からいろいろ言うのは簡単だよね」
グロジャンはシーズン開幕から10位、6位、9位と成績が振るわなかったが、新しいシャシーで挑んだ第4戦バーレーンGPは3位となり、2012年第11戦F1ハンガリーGP以来、約9カ月振りに表彰台に立った。
グロジャンはフランスの『RMC』にこう話している。「何かがおかしいと感じていたんだ。機械的に壊れているものがあったわけじゃない」
「悪いけど、何が悪かったかは言えないんだ。機密だからね。でも、土曜日の午前中に無線でチームに伝えたよ。“この日を待っていたんだ、これこそ僕が愛するクルマだ! ”ってね」
「僕が原因なのか、タイヤのせいなのか、それともクルマなのかずっと自問自答していたけど、どれかひとつが悪かったんじゃない。見つけるのがとても難しい相性の問題だったんだ」
ロータスのチーム代表エリック・ブーリエも、グロジャンの発言を裏づけている。
「ロメのクルマでうまく機能していない細かい個所を山ほど見つけたよ」
「またロメが笑える日がきてよかった」
そしてグロジャンは、成績不振は精神的なものではなく物理的な不具合だったと、プロストの意見を一蹴した。
「難しい状況から脱したことで、プロストの意見が間違っていたことを証明できたと思うよ」