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アンドレッティ、ロングビーチでのF1開催を疑問視

2013年04月22日(月)21:53 pm

カリフォルニア州に位置するロングビーチ市街地コースがF1カレンダーに復活するとのうわさを、マイケル・アンドレッティが一蹴した。

1976年から1983年までアメリカ西グランプリの名を冠してF1が開催されていたロングビーチ市街地コース。現在このコースではインディカーが開催されているが、その契約が来年度で満期を迎えることから、F1の最高責任者バーニー・エクレストンとF1におけるマーケティング事業のリーダー的存在であるジャスト・マーケティング・インターナショナル社の代表ザック・ブラウンとが、同サーキットにおけるF1開催に興味を示していることが今月報じられた。

またエクレストン、ブラウン、そして過去にロングビーチでのF1開催を主催したクリス・プークの三人が、ロングビーチでのF1復活へと向けた会合を開いたとも伝えられている。

そんな中ブラウンは『Motorsport magazine(モータースポーツ・マガジン)』に対して、「私はロングビーチにおけるF1開催を支援している」と前置きをしつつ「これに関する話し合いの場を何度か設けた」と述べた。

しかし、かつてマクラーレンからF1に参戦した経歴を持つアンドレッティは、ロングビーチでのF1開催に関して疑問を呈しているようだ。

アンドレッティは、インディカーに参戦中のアンドレッティ・オートスポーツのオーナーを務めつつ、アンドレッティ・スポーツ・マーケティングの代表としてミルウォーキー、トロント、ボルチモアといった都市でレースを開催するなど多忙を極める。

そのアンドレッティが、インディアナポリスの地方紙『Indianapolis Star(インディアナポリス・スター)』に対して、F1がロングビーチでレースを開催することはないとした上で次のように語った。

「どうして彼ら(サーキット側)は身売りをする必要があるのか?」

「毎年レースは開催されており、相当の金額が入ってきている。すべては正しく機能している。彼らにとって、それ(お金)は何の悩みでもないはずだ」

それに加えてアンドレッティは、ストリートサーキットであるロングビーチ市街地コースをF1開催に見合う水準にまで高めるための資金を、サーキット側は本当に支払うつもりなのかとの疑問も抱いているようだ。

アンドレッティは「F1開催基準を満たすためには、1億ドル(約99億4900万円)が必要だ」と語り、「そんなことは誰も望んではいない」と締めくくった。

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