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F1第4戦バーレーンGP予選、詳細レポート

2013年04月20日(土)21:35 pm

2013年F1第4戦バーレーンGPが4月20日(土)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間20時)から行われた予選でメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。

【結果】F1第4戦バーレーンGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など

予選開始を前にしてすでに3人のドライバーがグリッド降格のペナルティーを受けることが決定している。中国GPでの接触事故により、マーク・ウェバー(レッドブル)が3グリッド、エステバン・グティエレス(ザウバー)が5グリッド。そしてフリー走行3回目後にギアボックスを交換したことにより、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が5グリッド降格となる。

セッション開始時の天候は晴れ。気温33℃。路面温度は42℃。予選Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。開始15分に達しようとする時点で、トップには1分32秒878を記録したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。Q1ノックアウトゾーンにいるウィリアムズやトロ・ロッソ勢、ザウバー勢などはミディアムで最後のタイムアップを図ってゆく。

当落ライン上にバルテリ・ボッタスとパストール・マルドナードのウィリアムズ勢が1000分の1秒まで同タイムで並んだが、ボッタスのほうが先にタイムを出していたため、ギリギリ16番手でQ1通過を手にしている。Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。

17番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、18番手エステバン・グティエレス(ザウバー)、19番手シャルル・ピック(ケーターハム)、20番手ジュール・ビアンキ(マルシャ)、 21番手ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)、22番手マックス・チルトン(マルシャ)。

Q1のトップ5は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ロメ・グロジャン(ロータス)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。セッション開始早々、レッドブル勢がミディアムタイヤを装着してコースイン。まずはベッテル、ウェバーの順でトップに立つ。折り返し点に差し掛かる残り8分にポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がトップタイムを刻んでレッドブル勢の上に立つと、その2分後にアロンソがトップタイムを塗り替える。

残り5分。これまで様子をみていたメルセデスAMG勢が攻勢をかけ、ロズベルグが1分32秒867でトップに立つ。ハミルトンは4番手。その後、最後にコースインしたロメ・グロジャン(ロータス)が7番手タイムを刻み、当落ライン上にいたジェンソン・バトンをトップ10からはじき出す。

ラストアタックでベッテルがトップに立つ。ライコネンが4番手に順位を上げ、好調なフォース・インディアのエイドリアン・スーティル、フェラーリのマッサも確実に順位を上げてきた。バトンは最後の1周で10位に食い込み、さっきのお返しとばかりにグロジャンをトップ10から引きずりおろした。Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。

11番手ロメ・グロジャン(ロータス)、12番手セルジオ・ペレス(マクラーレン)、13番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、14番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、15番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、16番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)。

Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、マーク・ウェバー(レッドブル)、キミ・ライコネン(ロータス)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。中間点では、トップに1分32秒543にまでタイムを伸ばしたロズベルグ。2番手アロンソ、3番手ハミルトン、4番手ディ・レスタという順。そのほかのドライバーはまだタイム計測を行っておらず、セッション終盤に勝負に出る作戦だ。

残り3分を切ったところで、全車がコースへ。マッサはここでハードタイヤを使う戦略に出ている。ロズベルグが自分のタイムを更新し、トップの座をキープ。その直後にフィニッシュラインを越えたベッテルだが、そのタイムに届かない。アロンソも細かなミスを犯し、そのままピットへと戻ってゆく。

この結果、ロズベルグが2012年の中国GP以来、2回目のポールポジションを獲得。バトンは結局タイム計測を行わず、決勝スタートでのタイヤ戦略に幅を持たせる作戦をとっている。Q3の結果は以下のとおり。

ポールポジションは1分32秒330を出したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、5番手マーク・ウェバー(レッドブル)、6番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、 8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手キミ・ライコネン(ロータス)、10番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)。

【写真】F1バーレーンGP金曜日(全30枚)

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