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F1第4戦バーレーンGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年04月19日(金)18:02 pm

2013年F1第4戦バーレーンGPが4月19日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で開幕。現地時間10時(日本時間16時)からフリー走行1回目が行われ、フェラーリのフェリペ・マッサがトップになった。

【結果】F1第4戦バーレーンGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温32℃。路面温度は38℃。F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、当初このバーレーンGPには、もっとも硬いハードタイヤと、2番目に軟らかいソフトタイヤを持ち込むとしていた。だが、前戦中国GPで初めて使用されたソフトタイヤの性能低下が著しく、大きな批判を呼んだことから、急きょこのバーレーンにはソフトタイヤに代えて、2番目に硬いタイヤとなるミディアムタイヤが使用されることになった。

このサーキットも長いストレート、高速コーナーから中・低速オーナーまで、バラエティーに富んだレイアウトになっており、タイヤへの負担が大きいことには変わりなく、戦略面でもタイヤの果たす役割が大きいものとなるだろう。

セッションスタート。各車がオレンジ色のラインが施されたハードタイヤでクルマのシステムチェックのためのインストレーションラップへと出てゆく。ケーターハムからは直前に控えドライバーとしてチームに復帰することが発表されたばかりのヘイキ・コバライネンがギド・ヴァン・デル・ガルデに代わってこのフリー走行1回目に出走。また、マルシャもジュール・ビアンキに代わって控えドライバーのロドルフォ・ゴンザレスがこのセッションを担当している。

セッション序盤はほとんどのチームにあまり動きが見られなかったが、開始40分に差し掛かるころから次第にコース上に姿を現すクルマの数が増えてゆく。セッションの折り返し点となる開始45分の段階では1分34秒978を記録したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を先頭に、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、キミ・ライコネン(ロータス)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)がトップ5を形成している。

周囲を砂漠に囲まれたこのサーキットでは、風が運んでくる砂もやっかいな問題となるが、レッドブルのマーク・ウェバーの無線によるとターン1に向かうところでかなり向かい風があるようだ。そのウェバーがベッテルに次ぐタイムを刻み、順位表の一番上にレッドブルの2台が並んできた。この段階で路面温度は42℃に上昇している。

残り35分。フェラーリのフェルナンド・アロンソが1分34秒564を刻んでトップに立つ。メルセデスAMGのニコ・ロズベルグもタイムを上げ、アロンソに続く2番手に上がってきた。

依然として続く政情不安の中で開催されるバーレーンGPだが、金曜日午前のセッションということはあるものの、観客席にはほとんど人影がみられない。ドライバーもチームも、観客のいないサーキットで、たんたんと自分たちの仕事をこなし続けている。

残り30分を切ったところで、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がアロンソのタイムを100分の8秒弱短縮し、トップに立った。上位勢の中では、現在今季型車のBスペックバージョンを準備中とされるマクラーレン勢が積極的に周回を重ねている。この時点でバトンは6番手、ペレスは11番手となっている。

残り10分。この時点で気温は34℃、路面温度は45℃にまで上昇している。ベッテルにチームからタイム計測ラップの前に十分ブレーキに空気を当てて冷やすように指示が出されている。セッションの仕上げに向けて、ほとんどのクルマが燃料を多めに積んだ状態でのロングラン(一度に多くの周回を行うこと)に取り組んでおり、順位にはもうあまり大きな変動は起こらない。

そのままセッション終了。バーレーン最初のセッションは、トップに1分34秒487を記録したフェリペ・マッサ(フェラーリ)、以下2番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、6番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、7番手マーク・ウェバー(レッドブル)、8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手キミ・ライコネン(ロータス)、10番手ロメ・グロジャン(ロータス)というトップ10となった。

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