フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とマーク・ウェバー(レッドブル)が、「マルチ21」騒動を蒸し返している。
16日(火)にアロンソが、ドバイでウェバーとテーブルを囲んでいる姿を写真に収め、ツイッターに投稿した。
「ドバイで友人とディナー…」という言葉が添えられている。
ウェバーもアロンソのツイートをリツイートしている。
アロンソとウェバーは以前から親しいことが知られていたが、この写真の裏には政治的な駆け引きがあるのかもしれない。
昨年のF1最終戦ブラジルGPでウェバーは、アロンソとチャンピオン争いをしていたチームメートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を援助することを拒否したと伝えられている。
ウェバーのマネジャーを務めるフラビオ・ブリアトーレが、レース後にこう話しているほどだ。「フェラーリを助けたのはウェバーだけだった」
先月末のF1第2戦マレーシアGPでは、逆にベッテルがチームの指示を無視してウェバーを抜いており、2人の関係はさらに悪化している。
それ以来、ウェバーが2014年はF1を去って、ル・マン24時間レースに向けて新たに結成されるポルシェのプロトタイプチームに加わるのではないかとうわさされてきた。
アロンソとウェバーのツーショットについて、MotoGPの解説者ジュリアン・ライダーは、こうコメントしている。「F1の専門家ではないが、(この写真は)史上最高の挑発なのだろうか?」
1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、『Bild(ビルト)』紙にこう語った。「(レッドブル)チームは、この数週間で大きくなったネガティブなエネルギーの代償を払うことになる」
「フェラーリはまったく違う。アロンソとマッサ(フェリペ・マッサ)は完ぺきにうまくやっている」