ケーターハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第4戦バーレーンGP(4月21日決勝)に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「中国を日曜日の夜に出発して、そのまままっすぐドバイに向かったんだ。第4戦が行われるバーレーンへ行く前にそこで2日ほど休日を過ごすためにね。自分の上海でのパフォーマンスには満足できたし、今の目標はその調子をバーレーンでのレースにもつなげて、ヨーロッパへ戻る前にうまく進歩し続けるようにすることだよ」
「バーレーンでは2、3度レースをしたことがある。2010年にここで行われたGP2(F1の下位カテゴリー)アジア選手権では優勝もしている。だからよく知っているサーキットだし、レースするのが好きなサーキットでもある」
「技術的にはそれほど難しいわけではないけど、ある主要な区間ではブレーキに集中する必要はあるだろうね。かなりブレーキにはつらいところなんだ。例えば中国と比べてもね。だからそれについてはフリー走行のときに、ブレーキングゾーンでかなり時間を割いて、そこでどれほど攻めることができるか探ってみることになる」
「それに、バーレーンにはいくつかの新しいパーツを持ち込むから、各セッションで新パーツのパフォーマンスをできる限り最適化するための作業を行うことになる。今回持ち込むのは、まだ2013年の開発においては最初の段階のものだから、今週末がどういうふうに展開するかについては、かなり現実的にとらえているよ」
「この新パーツによってラップタイムがどれくらい向上するか予想をするつもりもない。でも、この新パーツをこれまでの3レースで使ったクルマと一体化させることに集中するし、それでどういう結果が得られるか様子をみるよ」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「バーレーンも僕にとってはかなり走ったことのあるサーキットだ。最近では昨年GP2(F1の下位カテゴリー)の第1レースで表彰台に上った。だから、僕にとってはいい思い出があるサーキットなんだ」
「かなり腕が試されるサーキットだし、週末が進むにつれて、コンディションもだいぶ変化する。金曜日にはすごく砂まみれなんだけど、1周ごとにラバーが乗ってきて、グリップレベルもかなり改善してゆく。それが各セッションでは重要となるし、特に予選では路面状況の改善をうまく利用してタイムを刻む必要があるから、週末を通じて戦略がとても重要になるね」
「中国GPのすぐあとで迎えるバーレーンでのレースは、僕にとっては、力強いパフォーマンスレベルを取り戻すチャンスにもなる。中国ではかなり厳しい週末となったけれど、上海を離れてから2日ほど再充電期間もとれたし、レース後にはとてもいい報告会ができて、そこでバーレーンでの週末に手を入れるべきいくつかのエリアも特定できている」
「僕がF1で走ると発表して以来、最初の何レースかは新人にとって厳しいものになるだろうことははっきり分かっていた。でもまだすべてを学んでいる過程だからね。僕はいつものように前向きだし、仕事に戻るのを楽しみにしているよ」