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ロズベルグには「闘争本能」が欠けている

2013年04月14日(日)13:11 pm

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)には「闘争本能」が欠けている。こう述べるのはゲルハルト・ベルガーだ。

かつてマクラーレンやフェラーリといった名門チームでドライバーを務めたベルガーは、F1マレーシアGPにおいてチームオーダーを無視してまで優勝を果たしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を好意的な目でもってミハエル・シューマッハやアイルトン・セナといった偉大なドライバーと比較している。一方で、ロズベルグが同様の資質を有しているか否かに関しては疑問を持っている。

ドイツの週刊誌『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』に対し、ベルガーは次のように語った。「ニコ・ロズベルグはF1の中でも優秀なドライバーのひとりだ」

「これまではマシン性能が不十分であったために、トップであることを示せなかった」

「もしも、ロズベルグがレッドブルでドライブしていたら、より多くの勝利を重ねていたことは疑いようもない」

しかし、ベッテルとロズベルグの差はマレーシアGPのような場面で如実に表れるとベルガーはいう。

ベッテルは「チームメートのウェバー(マーク・ウェバー)を追い抜いてはならない」とするチームからの命令を無視して勝利を収めた。しかし、同様の命令をチームから受けていたロズベルグはそれを守り、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/チームメート)の後ろ4位でチェッカーを受けた。

ベルガーは「ニコにはもっと闘争本能を見せてほしかった」と語り、次のように続けた。

「勝ち負けはマシン性能だけでは決まらない」

「ワールドチャンピオンを目指す者は自己中心的にならなくてはならない。これはF1始まって以来変わらない法則だよ」

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