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F1第3戦中国GPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年04月12日(金)17:02 pm

2013年F1第3戦中国GPが4月12日(金)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で開幕。現地時間14時(日本時間15時)からフリー走行2回目が行われ、フェラーリのフェリペ・マッサがトップになった。

【結果】F1第3戦中国GPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温22℃。路面温度は36℃。午前中はかなりタイヤがささくれ立つグレイニングという現象に悩まされていた各チームだが、午後のセッション開始時には路面温度が10℃上昇しており、路面状況の改善とともにタイヤがまたどういう挙動を示すのか興味深い。ここまでは全ドライバーが硬めのミディアムタイヤでの走行しか行っていないが、このフリー走行2回目では軟らかい方のソフトタイヤでの走行も行われるはずだ。

開始直後に、マックス・チルトン(マルシャ)がコースサイドにクルマを止めてしまった。どうやらクルマに何らかのトラブルが発生したようだ。チルトンはそのままクルマから離れてしまう。

開始10分の時点で、午前中のセッション終了時にコースアウトを喫してフロントノーズにダメージを負わせていたマクラーレンのセルジオ・ペレスが、今度は第8コーナー付近でスピンしてグラベルを突っ切り、リアからウォールにヒットしてしまう。自力でピットまで戻ることはできた。

開始20分、この段階では午前中のセッション同様、ロズベルグとハミルトンのメルセデスAMG勢がトップに並び、それにフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が続いて入る。

ここで、ウェバー、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)がソフトタイヤに交換してコースに入ってきた。ウェバーはソフトタイヤでの最初のタイムアタックで1分36秒092を記録してトップに立つ。その5分ほど後に、ロズベルグもソフトタイヤに交換してきた。ロズベルグは35秒台に飛び込む1分35秒819をマークし、再びトップに。

開始30分、多くのチームがソフトタイヤに履き替えてタイムアタックを始めている。だが、この時点でウィリアムズのバルテリ・ボッタスだけがまだ1度もコースに出てきていない。何かトラブルを抱えてしまったのだろうか。

セッションの折り返し点となる開始45分。この時点でのトップ5は、ロズベルグ、ウェバー、ハミルトン、ベッテル、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)という顔ぶれだ。だが、その2分後にこの時点でソフトタイヤに履き替えたマッサが1分35秒340を記録してトップに躍り出た。昨シーズンの第18戦アメリカGP以降、4レース連続でチームメートのアロンソを予選で上回っているマッサだけに、ここ中国でもまたアロンソを食って完全復活をアピールしたいところだろう。

開始約50分、ここまであまり目立つことのなかったキミ・ライコネン(ロータス)が、ソフトタイヤで2番手に飛び込んできた。タイムは1分35秒492。ピットで懸命の作業が続けられていたボッタスがこの段階で初めてコースに入ってくる。現時点でチームメートのパストール・マルドナードは16番手。名門ウィリアムズにとっては依然として厳しい状況が続いている。

さらに、修理を終えたペレスも再びコースに戻ってきた。ペレスのソフトタイヤでの初アタックは1分36秒940で11番手。チームメートのジェンソン・バトンはこの段階で6番手だ。

残り30分を切るころから、再びミディアムタイヤに戻してロングラン(一度に多くの周回を行うこと)に取り組むチームが目立ち始めた。一方、ソフトタイヤでの走行を続けるベッテルだが、何度もフロントタイヤをロックさせて白煙をあげる光景が映し出される。順位も上がらず、あまり元気がない。メルセデスAMGのタイヤにもかなり激しいグレイニングが発生しているようだ。ライコネンも無線で「フロントのグレイニングがすごい」と声をあげている。

残り15分。バトンがヘアピン入口で大きくフロントタイヤをロックさせ、タイヤの表面を大きく痛めてしまう。そのままピットに戻ったバトンだが、車体下部に炎が見える。バトンはタイヤを交換していったんコースに戻るが、そのまま再びピットに戻り、クルマをガレージに入れてチェックを行っている。

結局その後は大きく順位が変動することもなくセッションが終了。トップ10は、フェリペ・マッサ(フェラーリ)を先頭に、2番手キミ・ライコネン(ロータス)、3番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手マーク・ウェバー(レッドブル)、6番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、7番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、10番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)となった。

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