ケーターハムのシャルル・ピックが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦中国GP(4月14日決勝)に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「中国の上海と、そのすぐあとでバーレーン(4月21日決勝)と、また2週連続でのレースを迎えることになる。どちらも現代的なサーキットだけど、クルマに求められることは違ってくる。とくにブレーキをかけたときはね。中国はブレーキングがかなり楽なんだけれど、バーレーンはかなり厳しいんだ」
「中国で走ったのは昨年が初めてだったけれど、サーキットはかなりいいと思ったよ。とても長いストレートに始まって、その次にはきつい右カーブが待っている。そこは1周目からすぐに追い抜きの舞台になるんだ。僕たちがフリー走行のときに特に注力しなくてはならないのは、ブレーキをかけたときにクルマがきちんと安定するようにすることだ。そうすれば、どのブレーキングゾーンでも攻めることができるからね。それに、1周にわたって前のクルマを攻めてゆくためには、低速コーナーから立ち上がるときにかなりの加速力も必要だ」
「金曜日と土曜日の午前中(のフリー走行で)は、マレーシア以降チームが取り組んできたいくつかのパフォーマンス改善を確認することになる。とりわけ、オーストラリアとマレーシアのどちらでも悩まされたアンダーステア(※)の問題を解決するためにね。それについてはいくつかセットアップの選択肢を持っているし、ピレリと一緒に試したいいくつかのアイデアもあるんだ。それによってさらにうまく前進を果たせると思っているよ」
※アンダーステアとは、クルマが曲がりづらい状態となること。