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ベッテルとのバトル中、ウェバーの燃料は少なくなっていた

2013年04月08日(月)9:27 am

およそ2週間が経過した今でも「マルチ21」事件はくすぶり続けている。ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じた新事実によると、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が「ポジションを維持せよ」というチームからの指示を無視して、先行するチームメートのマーク・ウェバーに接近したとき、ウェバーは燃料不足を懸念してエンジンの出力を落としていた。

「F1の真相は、細切れにしか出てこないものだ」と、記者のミハエル・シュミットは語っている。

レッドブルチームはこれまで「タイヤをすり減らしてしまい、メルセデスAMGに抜かれる事を恐れての指示」であったと説明してきた。

シュミットは「レッドブルが考えていたのは当然それだけではないだろう」と続ける。

「最初の42周でウェバーは明らかにベッテルよりも燃料を消費していた。もうレッドゾーンに入っていたに違いないよ」

「ベッテルは(空気抵抗の少ない)ウェバーの真後ろを12周走り、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)も使うことが出来たからね」

「レッドブルは事故を恐れただけでなく、ウェバーの燃料についても気にしていた。だから、ウェバーは完走するためにエンジンの出力を下げるように指示を受けていたのだ」とシュミットは伝えた。

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