BMWジャパンは、SUPER GT 2013のGT300クラスに「BMW Z4 GT3」で参戦する「GSR&Studie with Team UKYO」に、エンジン性能向上支援などのサポートを行うと発表した。
BMWは長いモータースポーツの歴史を有しており、モータースポーツの舞台で育まれた革新的テクノロジーは市販モデルへとフィードバックされている。1987年に発売された「M3」の初代モデルは、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、ヨーロッパ・ツーリングカー選手権、ドイツ・ツーリングカー選手権「DTM」など、国際レベルのレースで幾度となく優勝し、今日までで最も成功したツーリングカー・モデルの一つとして知られている。
また、昨年は、BMWモータースポーツが約20年ぶりに参戦したDTMにおいて、ドライバーズ・タイトル、チーム・タイトル、マニュファクチャラー・タイトルの3部門にてシリーズ・チャンピオンに輝く活躍を見せたことも記憶に新しい。
そのBMWが、日本におけるモータースポーツ活動への取り組みをさらに強化するため、今回の「GSR & Studie with Team UKYO」へのサポートを実施することになったもの。
「GSR & Studie with Team UKYO」について
GSR(グッドスマイルレーシング)は、「ファンと共に走るレーシングチーム」をコンセプトに、2008年からSUPER GTに登場したチーム。人気キャラクターである初音ミクを描いたレーシングカーによって「初音ミクGTプロジェクト」を展開したことでも知られている。
2011年シーズンには元F1ドライバーである片山右京率いる「team UKYO」とのジョイントによる「GSR & Studie with Team UKYO」を発足させ、BMWマシンによってSUPER GT300クラスのチャンピオンとなる活躍を見せた。その後、2012年からドイツBMWモータースポーツ社の正式サポートを受け、「BMW Motorsport Customer Racing」プログラムの一員となっている。
昨シーズンは惜しくも連覇を逃したが、今季も谷口信輝と片岡龍也の2人のドライバーが、開幕戦からBMWのサポートによる「Z4 GT3」の最新モデルをドライブすることになっている。また、マシンに描かれるイラストも「レーシングミク2013バージョン」としてアップデートされるなど、新たな体制で再び頂点をめざす闘いに挑む。