今シーズン、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がタイトルを獲得する上でカギを握るのは、チームメートのフェリペ・マッサ。こう考えるのは、1997年のF1世界王者ジャック・ビルヌーブだ。
ビルヌーブは昨季、競争力の劣るクルマで優勝争いを繰り広げていたアロンソがシーズン終盤になって「疲れていた」と感じている。
しかし、「今年はフェラーリの年になるかもしれない」と期待を寄せている。イタリアのメディアに対し、ビルヌーブは「今年のフェラーリは速い。やや運転しづらそうだけどね」と語った。
さらに、「今年はおそらく、マッサのサポートも得られるんじゃないかな」と付け加えている。
フェラーリは現在、ドライバー選手権でライバルのレッドブル勢に加え、キミ・ライコネン(ロータス)やルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)にリードを許しているものの、昨季よりはるかに優れたクルマを2013年シーズン序盤から投入してきた。
アロンソが、F1第2戦マレーシアGPのスタート直後にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に追突し、フロントウイングを損傷した際、パーツ交換のためにピットインせずコース上にとどまった判断について、ビルヌーブは次のように答えた。
「フェラーリは、今シーズン最大のミスをすでに経験してしまったということさ」