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レッドブル、ロータス、メルセデスAMGに空力パーツ変更の警告

2013年04月03日(水)11:19 am

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)が、有力3チームに対し、次のF1中国GP(4月14日決勝)までに、クルマに修正を加えるよう警告を行ったことが明らかとなった。

『Italiaracing(イタリアレーシング)』や『Omnicorse(オムニコルセ)』を含むイタリアのメディアは、FIAがマレーシアGP決勝(3月24日)後の車検結果を受けて、レッドブル、ロータス、メルセデスAMGの3チームが車体の下部に施していた手法に対し、反応を示したと報じている。

それらの報道によれば、3チームのクルマに装着されていたスプリッター(気流を制御するパーツ)は非常に柔軟過ぎるとして、制裁措置の対象となることを避けるため、中国GPまでに変更するようにFIAから伝えられたという。

空力パーツの柔軟性については、数シーズン前から話題になっており、特にレッドブルのフロントウイングは検査時にはたわまないものの、高速時に空力的な負荷が高まった場合にのみ変形することなどが問題視されてきた。

また昨シーズンにはメルセデスAMGが、直線コースでの追い抜きを増加させるために導入されたDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を利用し、そのシステムを作動することが引き金となって、より大きな効果を生むダブルDRSと呼ばれるシステムを採用していた。この手法は今年から禁止となったものの、DRSの作動と直接的に連動しない、受動的なダブルDRSは明確なルール違反ではないとされ、F1チームの中にはそうしたシステムの導入を図っているところもあるとされている。

こうしたルールをめぐる問題はF1の一部になってきているが、開幕直後から早くもルールの穴を突いて有利に開発を進めようとするチーム側と、それを規制しようとするFIA側の駆け引きが活発化している。

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