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チームメートとの戦いが全てではないとベルニュ

2013年04月01日(月)10:58 am

トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュが、決してチーム内での戦いに重点を置いているわけでなく、チームメートのダニエル・リチャルドを打ち負かしたとしてもそれで満足することはないと語った。イギリスの『Autosport(オートスポーツ)』が報じている。

トロ・ロッソの姉妹チームであるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ベルニュもリチャルドも2013年のF1シーズンにおいて印象的な走りを見せることができれば、将来本当にレッドブルのシートを得られる可能性があるだろうと語っていた。

ベルニュは、セパンで行われたF1マレーシアGPで10位入賞を果たし、ここまでのところではチームにとって唯一のポイントとなる1ポイントを獲得している。だが、ベルニュは、チームメートに打ち勝つことが最大の目的ではないと主張している。

「みんなはその争いに焦点を当てたいんだろうけど」と口を開いたベルニュは、次のように続けた。

「僕は気にしていないよ。自分の仕事をし、チームに最高の結果をもたらすためにここにいるんだからね」

「もし、最高の結果を出せるドライバーになれるものなら、間違いなくそうなりたいし、そのためには何でもやるよ」

「でも、もし僕らのクルマが最悪で、どのレースでも17位か18位にしかなれないとしたら、僕は少しも満足できないだろうね」

「(オーストラリアGPの)予選では僕がダニエルより上位で終えた。でも、Q3に進むことができなくて本当に腹立たしかったし、悲しかったよ」

「その(チーム内の)戦いだけじゃ満足できない。もっといいパフォーマンスを発揮したいんだ」

さらに、ベルニュは、今後シーズンが進むにつれ、トロ・ロッソでは常にポイントが狙えるという自信があると付け加えている。

トロ・ロッソは、2月に2013型新車であるSTR8を発表した際に、今年の目標はチーム別ランキングで6位となることだとしていた。

「クルマの速さやパフォーマンスはいいんだ」、とベルニュは続けた。

「チーム内にもクルマにも、少しだけ改善が必要な部分があるけれど、それらが本当に速やかに改善できることを願っている」

「(オーストラリアGPでは)僕は2番目のファステストラップを刻んだ。僕たちより上位のドライバーたちよりもかなり速かったんだ。これは素晴らしいことだったし、クルマもかなり調子が良かった」

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