マルシャからケーターハムに移籍したシャルル・ピックが移籍したことに後悔はしていないと、イギリスの『Autosport(オートスポーツ)』が報じた。
ケーターハムは昨年まで3年間、コンストラクターズ・ランキングでマルシャより上位だった。しかし、2013年になると両チームの力関係は逆転。開幕戦のF1オーストラリアGPと第2戦F1マレーシアGPで、マルシャのジュール・ビアンキよりも下位で終えたケーターハムの2台は、予選でもマルシャに勝つことができていない。
ピックは、この2戦での成績だけで移籍について考え直させることはないと語る。
『Autosport(オートスポーツ)』に、ライバルチームに移籍したことを後悔しているかと問われたピックは次のように答えている。
「後悔はしていないよ。マルシャでは良い1年を過ごせたし、ケーターハムでの今はとても幸せだよ、そして未来もね」
「もちろん進歩していかなくちゃいけない部分はあるよ。でも、それを前進させていくのが僕達の仕事だから」
ピックは、今季のクルマがセッティングの調整だけでは結果が出せないところまで来ており、アップデートを待っている状態だと明かした。
「(アップデートは)もう数レース待たなくちゃいけない。でも、僕はチームを信じているから必ず一歩先に進めると思うよ」
「タイヤの温度と減りが原因で、セッティングを変えても1秒を稼ぐことが出来ないからね」
「タイヤが最適な状態で走れるようにするタイヤ管理ももちろんやっているけど、現時点ではアップデートを待つしかないんだ」