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ウィリアムズ、フランク・ウィリアムズの娘クレアが副代表に

2013年03月28日(木)16:45 pm

ウィリアムズは27日(水)、チーム代表フランク・ウィリアムズの娘で、マーケティングおよび広報責任者を務めるクレア・ウィリアムズが、副チーム代表に就任することを発表した。

「副チーム代表」は、クレアがフランクの隣でチーム代表の日常業務を学べるよう今回新設された役職だ。チームの将来を安定させ、ウィリアムズの明確な継承プランを示すことが目的とされる。

ウィリアムズは当初、この新人事を2013年シーズンが開幕する前に発表する予定だった。しかし、ジニーの愛称で親しまれたフランクの妻ヴァージニア・ウィリアムズが今月初めに亡くなったため、家族のプライバシーを優先させたいフランクとクレアの意向により、このタイミングでの発表になった。

2002年に広報担当者としてウィリアムでのキャリアをスタートさせたクレアは、10年間にわたってチーム内で着実に成長。2010年にマーケティングおよび広報責任者へ昇進したクレアは、2011年にウィリアムズがフランクフルト証券取引所への上場を決めて以来、チームの投資家向け広報活動の責任者も務めてきた。クレアは直ちに副チーム代表としての職務に入るが、引き続きマーケティングおよび広報責任者も兼務する。

フランク・ウィリアムズ
「この10年間、クレアはウィリアムズのために尽力してきた。彼女のF1というスポーツに対する知識やチームへの情熱は揺るぎない。このチームで最も価値ある人材であると証明して見せたクレアを誇りに思う。彼女が副チーム代表に就任したことで、ウィリアムズの将来は非常に安泰だろう。この人事には、ジニーも賛成していた。私の隣で職務をこなすクレアの姿を見たら、とても誇りに思ったことだろう」

クレア・ウィリアムズ
「副チーム代表の役割を担うこととなり、とても光栄です。今シーズンからフランクと共にチームの運営に携わることを楽しみにしています。私は、F1というスポーツの中で育ち、F1の伝説的チーム代表である父(フランク)からノウハウを学んできました。よって、この新たな挑戦への準備は十分に整っていると自負しています」

「クルマをサーキットで走らせるため、スタッフ一人ひとりが日々チームにすべてを捧げていることを私は理解していますし、再びチームをトップに導く覚悟もできています。これから待ち受ける挑戦を過小評価しているわけではありませんが、私には取締役会や非常に優秀な執行委員会からのかけがえのない全面的サポートがあります」

「今月は母が亡くなり、家族やウィリアムズチームはつらい時期を過ごしました。しかし、シーズンはもう開幕しています。私たちは前を向かなければなりません。多くの成功が待ち受けるであろう次章へチームを導く力になれるのは、この上ない名誉であります」

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