レッドブルは27日(水)、同チームのドライバーであるマーク・ウェバーが今シーズン限りで間違いなくレッドブルを離脱することになるとの報道がなされたことに対し、これを否定した。
ドイツの有力紙である『Bild(ビルト)』は、ウェバーが今季F1の契約満了後にチームを去ることが分かったと報じていた。
さらには、ウェバーのマネジャーを務めるフラビオ・ブリアトーレも、F1マレーシアGPで起こったチームオーダー問題の結果として、ウェバーか、もしくはチームメートであるセバスチャン・ベッテルのいずれかがレッドブルを離れることになるのは間違いないだろうと同様の見解を述べていた。
だが、レッドブルは27日(水)、『BBC』に対して、そうした話はいずれも「全くの推測」にしか過ぎないと語った。
レッドブルは、声明の中で次のように述べている。
「今シーズンに入り、まだ2レースを終えたばかりであり、2014年のことを語るにはあまりにも早すぎる」
レッドブルは、ベッテルとウェバーというドライバーラインアップを擁してこれまで大きな成功をおさめてきた。だが、その間「緊迫したライバル関係」が継続していたのも事実であり、かつて2010年のトルコGPで起こった同士打ち事件を始め、2人とも「時として、チームの指示を無視してきた」とし、次のように締めくくっている。
「チームはそうした状況に陥った際は、自分たちのやり方で内々にうまく対処してきている」