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ピレリ「今年もF1チームが急速にタイヤを習熟してマシン開発が進む」

2013年03月25日(月)8:47 am

F1第2戦マレーシアGPを終えたばかりだが、タイヤサプライヤーのピレリはチーム側が今年のF1タイヤを急速に習熟し、マシン開発が進むだろうと語った。以下、ピレリジャパンのプレスリリース。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、チームメイトのマーク・ウェバーとのスリリングなバトルの末、今シーズンの初勝利を挙げました。両ドライバーは、ともにピレリの3種類のコンパウンド(Cinturatoグリーン・インターミディエイト、P Zeroオレンジ・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム)を使用しましたが、使用した順番は異なるものでした。

弱い雨の中、全ドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトで決勝のスタートを切りました。最初のスティントでインターミディエイトタイヤを使用したため、全ドライバーは、マレーシア用に選択された両スリックコンパウンドの使用義務から解放されました。

ウェットからのスタート後、トップ5のドライバーは4ストップを行いました。3ストッパーでの最高位は、ロータスのロメ・グロジャンで、チームメイトのキミ・ライコネンより上位の6位入賞を果たしました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント
「決勝スタート直前の雨により新たな状況を加味した戦略が必要となり、各チームは第1スティント中に多様なグリップレベルを予測して、変化するコンディションへの対応を迫られました。路面がドライになった後は、ハードとミディアムの使用方法に関してチーム間で異なるアプローチが見られました」

「異なる戦略を採りながらも、上位勢は大接戦となり、メルセデスがレッドブルのワンツー体制を崩す一幕もありました。このサーキットのエクストリームな特性によって、デグラデーションは大きくなりました。そして、ソフトになった今年のタイヤの更なる性能を見ることができました」

「しかし、今シーズンまだ2戦を終えたばかりです。シーズンの進行に伴い、各チームが急速にタイヤについて習熟し、彼らのマシンの開発が進むことは記憶に新しいところです。今年も同様になることは間違いありません」

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ハード ミディアム インターミディエイト ウェット
1 ペレス 1分39秒199 マッサ 1分39秒805 ウェバー 1分55秒795 なし
2 バトン 1分40秒556 ベッテル 1分40秒446 ロズベルグ 1分55秒841 なし
3 ウェバー 1分40秒685 ベルニュ 1分40秒492 ハミルトン 1分56秒590 なし

最長スティント
ハード 22 (ライコネン)
ミディアム 19 (マルドナード)
インターミディエイト 8 (ロズベルグ)
ウェット なし

Truth-O-Meter:
勝利戦略となった4ストップ戦略は、我々が予測した 3 ストップとは異なるものでした。スタート前の雨によって、全チームが雨天用タイヤで最初のスティントを走行せざるを得なかったため、戦略予測が覆ることとなりました。ベッテルは、インターミディエイトを使用した第1スティント後、5周でミディアムの新品へ、22周でハードの新品へ、32周でハードの新品へ、42周でミディアムの新品へと交換しました。これは、昨日、最速の戦略として予測したパターン(ミディアムでスタート後、9周でハードへ、25周でハードへ、40周でハードへ交換する戦略)と類似していますが、ベッテルは最終スティントでより速いミディアムを使用しました。

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