ピック「ベルニュとのアクシデントが無ければ、もっと上位だった」
ケーターハムのシャルル・ピックは、セパン・インターナショナル・サーキットで行われたF1マレーシアGP決勝を20番手からスタートし、14位になった。
【結果】F1第2戦マレーシアGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
シャルル・ピック
「スタートがうまくきまった。路面がまだぬれていた最初の数周は、インターミディエイト（路面の水量が少ないとき向け雨用タイヤ）がよく機能していて、ギド（ヴァン・デル・ガルデ／チームメート）と順位を上げていった。ミディアム（ソフト側のドライ用タイヤ）に替えるためにチームから呼ばれ、ピットへ入ったとき、ピットストップを終えたばかりのベルニュ（ジャン・エリック・ベルニュ／トロ・ロッソ）が急に僕の目の前に入ってきた。僕はまさに曲がろうとしていたときだったから、よけきれなかった。彼らのミスを避けるために僕ができることは何もなかったよ。チームはタイヤに加え、ノーズも交換してくれたから、ぼくはまたコースへ戻ることができた。あれで25秒ほど失ってしまったけどね。ピットクルーは、日頃からこうしたトレーニングを積んでいるから、あのとき本領を発揮してくれたよ」
「でも、あのアクシデントさえ無ければ、確実にもっと上でフィニッシュできていたから、本当に残念だった。あれで順位をひとつ失っていたかもしれない。たしかに残念だったけど、スタッフの素晴らしい対応とチームのあきらめない姿を見られたのは良かった。あのあと、さらに3回ピットストップを行った。そのうち最初の2回は（ハード側の）ハードタイヤ、そして最後の1回は（ソフト側の）ミディアムタイヤに交換して残りの13周を走った。クルマはレースを通じて良かったよ。最後の最後まで全力で攻めたし、あのピットレーンでの出来事さえなければ、結果は間違いなく違っていた」
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