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マッサ、フェラーリの「チーム力」強化に貢献

フェラーリが年間チームランキングで首位争いができるとすれば、それはフェリペ・マッサ（フェラーリ）のおかげだと、2012年の年間チームチャンピオンであるレッドブルのヘルムート・マルコが語った。

2009年のF1ハンガリーGPでの負傷から復帰以来走りに精彩を欠いているマッサだが、2012年シーズン終盤にこん身の走りをしてチームメートのフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）のドライバーズチャンピオン争いに貢献した。

マッサについては、ブラジルのコメンテーターも「マッサはフリー走行ではアロンソよりも速いんだ。それに、実はここ3戦ではマッサの方がアロンソよりも速いのだ」とマッサの秘めた力を評価している。

2012年にマッサがスランプに陥っている間に、レッドブルがコンストラクターズチャンピオンに確定し、フェラーリはレッドブルに60ポイントの差をつけられた。

マルコはオーストリアの『Servus TV（セアヴスTV）』に「昨年と比べて、マッサはアロンソのレベルになっているから、フェラーリはわれわれにとって最も手ごわいライバルだよ」と話し、次のように続けた。

「フェラーリはチームとしての強さをもっている」

また、フェラーリのテクニカル・ディレクターを務めるパット・フライは『Speedweek（スピードウィーク）』に「マッサは2012年終盤の走りを今も続けている」と語っている。

「チームとして、マッサに満足している。それは、チームランキングの順位だけが理由ではない」

オーストラリアでの2013年F1開幕戦を終えた時点で、フェラーリはロータスよりも4ポイント、レッドブルよりも7ポイント多くポイントを獲得し、コンストラクターズランキング暫定1位となっている。