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DTMの誘いを断っていたクビサ

2013年03月23日(土)12:57 pm

DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)参戦のオファーを断っていたことをロバート・クビサが明かした。

2011年のF1開幕前に趣味で参戦したラリーで大クラッシュに見舞われ、重傷を負ったクビサ。一時は右腕の切断も検討されるほどのケガだったが、驚異的な回復力を見せ、現在はレース復帰を目指している。今年の冬はメルセデスのDTM用マシンのテストに携わったこともあり、F1復帰の足掛かりとして今シーズンはDTMに参戦するのではないかとうわさされていた。

しかし現在はWRC(世界ラリー選手権)のカテゴリーの一つであるWRC2初戦へと向けて準備に余念がないクビサは、スペイン紙『As(アス)』に対して、「DTMでレースをしないかとの誘いが一つだけあった。でも僕はラリーを選んだ。この選択のほうが100倍難しかったことは間違いないけどね」と前置きをした上で次のように語った。

「正しい選択をしたかったから、決断するのが遅くなってしまった。年末に自分の選択に対して満足することができていると良いな」

「DTMは非常に難しいカテゴリーであり、レベルも高い。また、僕にとってはサーキットでレースをする方がはるかに簡単だったと言えるかもしれない。だって僕は(サーキットにおけるレースの仕方を)把握しているからね」

そしてF1復帰に関して尋ねられたクビサは、「F1のことはあまり考えてはいない」と返答し、こう続けた。

「一番簡単な選択肢はDTM参戦であったことは疑いようもない。しかし肉体的負担が最も厳しいサーキットにおいてF1マシンを操ることは、今の僕の体では難しいと思うんだ」

「ラリーをする場合にだってそれ相応の制限が出てきてしまう。だから今年は精いっぱい頑張らなくてはいけないね。そしてこれを克服することができれば、F1復帰も視野に入ってくるだろう」

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