メルセデスAMGのチームCEOニック・フライが退任することに決まった。『Autosport(オートスポーツ)』が報じている。
メルセデスAMGは昨年後半から、元F1王者ニキ・ラウダを代表権のない会長に起用したほか、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者であったノルベルト・ハウグが退任し、ウィリアムズの元役員トト・ヴォルフが後任になるなど、大幅な体制変更を行ってきた。
『Autosport(オートスポーツ)』によると、ヴォルフによってチーム全体の内部評価が行われた結果、フライの退任が決まったという。今後数週間でフライは退任し、アドバイザーのような立場になるという。
ヴォルフの正式な役職が変わることない見込みだが、フライが受け持っていた運営面の業務は大半がヴォルフに引き継がれ、チーム代表ロス・ブラウンとヴォルフの連携も強化されるようだ。次のように語るヴォルフのコメントも掲載されている。
「このチームはさまざまなオーナーのもとで体制変更を経験してきた」
「BARからホンダになり、ロスがチームを買い取ってタイトルを獲得した。そして今はメルセデスだ」
「それなので、状況を落ち着けさせ、長期的な視野でかかわっていくべきときだ」